気になるプロダクトやプロジェクトをエンタメ性や整理収納の考え方に寄り添いながら紹介し、読者の「キニナル」を刺激します。
「整理収納フェスティバル2022」が2022年10月21日(金)~22日(土)、オンラインで開催されました。
私はこのイベントに、これまで取材ライター、イベントスタッフとして携わってきましたが、昨年からは出展者として参加しています。
そうだ、この手があったか! といまさらですが、担当した「わけるとわかる研究所」の出展の一コマをレポートします。
いつものように客観的に書けるかはわかりませんが、わけるくんを「キニナル」と思っている方へ。
今年もオンラインで開催された整理収納の祭典「整理収納フェスティバル2022」。今年のテーマはMOVE ON!前進あるのみという意味で、イベント企画にはたくさんのチャレンジが詰まっていました。
私が所属する「わけるとわかる研究所」は、このイベントのアドバイザー・マルシェ(と名が付く前から)に初回から出展しています。
アドバイザー・マルシェとは、整理収納アドバイザーによる活動紹介アピールの場。
団体でも個人でも、審査に通り、出展料を支払えば、2日間展示ブースで出展できるという、その名の通り、アドバイザー活動がわかる“市場”なのです。
出展者は毎年、自分たちの活動のPRの場として、講座やセミナーの集客のきっかけとして、さまざまな工夫を凝らして出展活動をします。
「わけるとわかる研究所」は、長年、わけるくんを体験していただく機会としてこの場を活用してきました。
長机一本に、椅子が4脚、向かい合って「わけるくん」でわけてもらうのです。
わけるくんとはなんぞや? という方はコチラを
会場では、カラフルなこの色板カードを見て「これは何?」と興味を持ってくださる人が大勢いて、研究会員は当番制で予約を取ったりしながら、1日に何人もの方に、わけるくんを体験していただいてきたのです。
(ちなみに私は、その頃ずっとイベント本体のスタッフをしていたので、出展活動に参加した経験はありません)
ほんの少し体験していただくと、もっと具体的な使い方を知りたいと、入門講座を受講いただけることが多く、特にフェスティバルの後は、講座数を増やして対応してきました。
数年経過してから「実は以前、わけるくんの体験だけはしたことがあるんだけど……」と講座を受講いただいたり、イベントに参加いただいた方もいらっしゃいました。
カラフル、簡単そう、でも実は奥が深い、そんなところがわけるくんの魅力。
整理収納アドバイザー活動の中で、使えるツールになりそう……という期待値も含めて、
アドバイザー・マルシェというリアルの場にはとても相性の良いお片づけトレーニングキットなのです。
実際に体験していなかったとしても、やっているのは見かけたことがあるというように、
認知度アップの場としてアドバイザー・マルシェへの出展は、研究所にとっても、わけるくんインストラクターである研究会員にとっても大切な活動の場でした。
しかし、2020年、新型コロナ感染症の流行により、イベントはオンラインに切り替わりました。「わけるくん」のその最大の特徴である「触ってみる、使ってみる、体験してみる」が出来ないのです。
これは「わけるとわかる研究所」にとって大きな試練、暗中模索の月日の始まりでした。
ちょっと長くなりそうなので、つづく。
(文/栗原晶子)