ホッピー★うめのヒューマン酒場日記 PR

カウンターをのぞいてみれば

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 酒場と人間をこよなく愛するホッピー★うめが、膨大なヒューマン酒場日記の中から厳選した1ページを毎月お届け。

こんにちは!
酒場と人間をこよなく愛するホッピー★うめです。

青森駅から10分ほどの立ち飲み屋さん、元気な女将さんが一人で切り盛りしているアットホームで活気のあるお店に出逢いました。
お店の名前は「新改商店」さん。

仕事が終わって、何を食べようか?何を飲もうか?
せっかく青森まで来たし、郷土料理にしようか?

そんなことを考えながら、迷いに迷って、青森駅周辺を30分程ぐるぐる歩き回った頃、昭和な感じが漂う建物の、少し空いた引き扉の隙間から、楽しそうな話し声が聞こえてきました。

そっとのぞくと、カウンターいっぱいにいるお客さんが、みんな笑顔で飲んでいる。
外観は、派手な主張はないけども、お店の名前や引き扉、飾らない感じの中に清潔感が感じられて、個人的にはかなりツボ。そう思えた瞬間に、今日はこの店にしようと迷わず決めました。

お店に入ると、「お客さん1人~?」と忙しそうに手を動かしながら、女将さんが出迎えてくれました。すでにいっぱいのカウンターに、「ちょっとだけ寄ってあげて~」と言う女将さんの掛け声で、お客さんがさっと動く協力体制。

何やら見えないルールがありそうな感じ。
こういう時は、注文をするタイミングも重要。

女将さんの動きを見ながら様子を伺っていると、目が合い、無事に注文完了!
キャッシュオンスタイルで2,000円を準備。

まずは、ホッピーと生珍味(鮭いくら・にしん切込み・塩辛)で乾杯です。
グラス7割程に注がれた焼酎の量は、嬉しいサービス。

女将さん曰く、青森県民にもホッピー好きは多いそうで、東京出張で飲んでファンになった人が、ホッピーを求めてお店に来ることもあるのだとか。

追加オーダーした青森の郷土料理「ほたて子っこ煮」は、ご家庭によって味付けや具材も違うらしく、お店ではお酒が進むしっかりとした濃い目のお味。女将さんの気遣いで、お味見の分量で出してくれました。

100円のうずら串に添えられた一口サイズのもやし炒めは、フライパンを振って炒めたもの。お値段以上に手間暇かけたお料理は、どれも美味しくホッピーとの相性抜群です。

そんなこんなで、店内を見渡しながら飲んでいると、ひょんなことからお隣さんと世間話に。
お店を選ぶポイントやお店の魅力について、「お値段以上に満足できる」「店主と触れ合える」など、私と似た視点が多く、話が盛り上がっていくうちに、将来移住したい場所についてまでも語り合っていました。気がつくと、引き扉の隙間からお店の中を除く人の影が。私がお店に惹かれたきっかけ、いつの間にかその一部になっていました。

改めて、私がお店を選ぶときのポイントって「人」なんだなぁと実感した日でした。

今回注文したのは、ホッピー、生珍味3種盛り、ほたて子っこ煮、うずら串。
すべて合わせて、ぴったり1000円! 感動です。


青森に千ベロあり!
お料理・お酒・お値段・雰囲気・居心地の良さ、大満足なお店でした!

次回は福岡県の酒場から、美味しい話をお届けします。

文・写真・ホッピー★うめ

東京在住、沖縄生まれ。
お酒を飲む陽気な大人と音楽に囲まれて育つ。
人間観察をしながら、美味しいお酒を飲む時間がなにより幸せ。
酒場で出会った人のお悩みや課題を聴いているうちに、酒場でのコーチングを始める。
酒場から笑顔と幸せがあふれることを願いながら、日本中を飲み歩いている。
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