クリッセイ PR

代官山さんぽ~ビールから珈琲まで

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

友人と代官山に行った休日。
一番の目的だった私の「推し」に会えたのが前回。https://entameseiri.com/essay-323/浮き足だっていた私の細い目は、いつも以上に細くなり、友人が嬉しい感想を言ってくれるのを、そうでしょ? そうなのよ! みたいなボキャ貧で返すくらいしかできずにいた。嬉しかったのは、友人も「ARUMDY」のまさにオンシーズンのワンピースを購入してくれたこと。
この年齢にして、いろち、でおそろの双子コーデってやつだ。
私のキャラじゃなさすぎるこの行動、実は彼女とは過去にも色違いで同じスカートを購入したことがある。なにせ若い頃からの知り合いなので。

POPUP会場を後にして向かった先は、渇いた喉をうるおそう、お腹もすいたねということで、そこからすぐのスプリングバレーブルワリー東京

すぐに入店することが出来て、さっそくおすすめの期間限定「サマークラフトエール」


この日の暑さ、気分にぴったりのさわやかーな喉ごし。

フードメニューも間違いない選択。
付き合いの長い友人の中でも、もっとも食の好みが合うので、食べたい候補が想定内。
いつでも満場一致でオーダーすることが出来る。


「青パパイヤと紅芯大根のナムル」はオシャレなグラスに入っていたけど、敢えてお皿の上に出してビールの影とともに写したものを。


「和牛ローストBBQロースト」は、お肉の塊がドーンと来ると想像していたら、スライス。
でもBBQソースが美味で、マスタードが塗られたバケットにロースト玉ねぎとお肉を乗せてパクリ。ナイスすぎるセレクトだった。

クラフトビールもう1杯は、代官山IPAと、代官山セッションエール。
代官山店限定のメニューを選ぶあたり、この日の代官山満喫プランの心得として文句なし。


ビールもフードも美味しくいただき、アンケートに答えてお土産ビールもゲットして、
夕方の代官山さんぽへ。
アドレス内の雑貨屋さんで、「こういうインテリアが似合う家に住みたかったよねー」とか、「香りのインテリアはどこに置くのが正解? わが家だとさぁ……」などと、夢と現実を程よくミックスしながら、久しぶりのウィンドウショッピングを楽しむ。

お買い物欲は「ARUMDY」でしっかり満たされてたから、ここでは見て、涼んで、喋って、涼んでの時間。

代官山、実はわが家ではよく出てくる地名だ。
使い方はほぼこの一点。
フルーツ、例えば、毎月届く柑橘や、庭で採れたイチジクをシャーベットやスムージー、パフェなどに仕上げ、食べる時に
「代官山なら650円」とか「いや、代官山なら800円は取れるでしょう」という超絶、小市民な会話の中に出てくる地名ナンバー1、なのだ。
ちなみに、この会話に出てくる地名は恵比寿とか鎌倉もある。アハハ。

街を歩いている人たちを見ると、皆、「この街が庭です……」という感じがして、千葉からやって来た私たちは、それをキョロキョロしながら歩くというのも、代官山さんぽのこみこみプランだった。

キョロキョロしながら次に向かったのは、Coffee House Mocha Coffee
イエメンモカコーヒーが飲めるこのお店、席数は多くなくこじんまりとしているが、運よく入店することが出来た。

行きたいお店として下調べしてくれていた友人によるとおすすめは「ビーツのケーキ」だそうだ。見ると、ラスト1切れになっていた。
隣の「レモンケーキ」とそれぞれ1つずつ注文し、コーヒーは「MALALA (マララ)」と「LAYALI (ラヤリ)」をそれぞれ頼んだ。
レモンケーキは、しっかりレモンの酸味を感じて美味、ビーツのケーキは「私たちはもっとスパイスが効いていてもOKだね」などと言うくらい、やさしく深い味わいだった。

ちょっとドキドキしてしまう街、代官山。
右を見ても、左を見てもこだわりがありそうな、おしゃれなお店ばかり。
季節柄SALEの文字が入口付近や表に出ているので、なんとなくホッとしながら店前を通り過ぎれるような気がした。

そんな卑屈になるなって!? いえいえ、そういうのも込み込みで愉しむ代官山さんぽなので。
何かと値上がりがつづく今日この頃。リアルな代官山を堪能したことで、この先のわが家での会話、「代官山なら650円」の単価は、確実に値上がりすることが決定した。