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私がわかるモノたち

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日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

ネイリストさんとほぼ月イチでおしゃべりする時間が大好き。
思えば、コロナ禍で一番頻繁に会っていた家族以外がネイリストさんなのではないかと思っている。

先日もいろいろ懐かしい話をしていた。
彼女とはひと回りくらい違うから、厳密に言えば懐かしさのルートはまったくイコールではないのだけれど、彼女がお話を合わせてくれるのが上手なのと、
私が適度に、いや相当にミーハーなことが妙に心地いいのだ。

懐かしい話の口火を切ったのはネイリストさんだった。
昔お気に入りだったアイライナーが復刻したという話で盛り上がったのだそうだ。
あまりにお気に入りすぎて、製造販売されなくなった後もずっとレフィルを手もとに置いていたそう。
いよいよ諦めて手放したら、この夏、なんと復刻したとのこと。
ご友人とそのニュースを知るな否や大盛り上がりだったらしい。

「昔のデザイン、エモいですよね~」みたいな話から、ケータイ電話の話になった。
私は、持ち始め当時から、一番人気のモデルではないものをデザインやメーカー重視で選んでいた。

「ちっちゃーいのありましたよね!」
「シャキーンって開くやつあったよね。」
「アンテナの先っぽ光るヤツつけてました!」
「アマダナ使ってた」

などなど、次々懐かしケータイトークで盛り上がってしまった。
それから1~2週間が過ぎて、オンライン視聴の傍ら、自分の部屋をちらほら片付けていた。そうして久しぶりに開けたアマダナの箱。
その中から出てきたのが、つい先日話に出たばかりの歴代ケータイたち。

近年は機種変更する度にキャリアに返しているので、これはだいぶ前のものたちである。
改めて並べてみると、私の好みというか、こだわりというか、癖というか……がわかる。

「え、それとっておいてどうするの?」
「整理収納アドバイザーなのに?」
の声は甘んじて受けよう。

ちょいちょい開けて眺めているわけでもないし、
小道具として使ってもらったことがあるわけでもない。
ただ一つの事実は、並べて写真を撮ってすかさずネイリストさんに送ったこと。
優しい彼女は、iモードマークを懐かしがり、スマホのはしりのクロッシィ(xi)マークにも反応してくれた。
次のネイルもまた盛り上がってしまうことが確定した。

もうこれだけで、私的モノの価値はギュイーンっとあがった。