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終わりなき戦い

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自分らしさ、暮らしやすさを提案するらしく・おうちと整理研究所 主宰の柳澤とも子が、夫婦で手塩にかけて作る庭と植物についてつづるガーデンフォトエッセイ。

こんにちは。お庭の芝生が枯れると、本格的な冬を感じます。
この冬の始まりは、驚くほど温度が高い日もあったので、例年より芝生が枯れるのが遅かったのですが、わが家のお庭もやっと冬景色になりました。

さてここで、突然ですがクイズです。

Q.我が家のお庭には鉢植えがほとんどありません。それはなぜでしょう?

A1.鉢植えは好きではないから→→→違います。室内にはたくさん置いています♪
A2.水やりが大変だから→→→それも違います。たまに面倒ですが(笑)

答えは、「コガネムシの幼虫に枯らされてしまうから」です。

引っ越し当初はウッドデッキや玄関にたくさん鉢植えを置いていましたが、2年ぐらい過ぎると、1年前は元気だった鉢植えで枯れだすものが増えてきました。

コガネムシってご存じでしょうか? 虫の写真は苦手な方も多いのでここには貼り付けませんが、緑のつやつや光っている小さいメスのカブトムシのような虫です。

家では枯れた鉢植えの土を掘り返すと、コガネムシの幼虫がたくさん出てきます。ザ・幼虫のカブトムシのようなシルエットです。私は最初はカブトムシだと思って疑いませんでした。これが一つの鉢に多いと10~20匹ぐらい……
この幼虫が土の中で植物の根を食べて植物を枯らせる悪党です。
我が家の庭は理由がわかりませんが、土の中にコガネムシの幼虫がたくさんいて、掘り返すと必ず見つかっていました。私はカブトムシだと勘違いしたままに……

これが成長すると、空を飛んで鉢植えで卵を生んでいました。
鉢の土を取り換えるくらいでは、すぐに卵を産まれてしまいます。できれば薬は使いたくない……そんな思いで3年ぐらいかけて色々と試したのですが、コガネムシ対策だけは理想通りには行かず、以下のふたつで対策しています。

①とにかく幼虫も成虫も見つけたら必ず駆除。出かける予定をちょっと遅らせても見つけたら必ず駆除するぐらいの気持ちです。

②植物を新しく植える際は必ず薬を撒く。ここは夫がいくつか試した上で、以下の薬に落ち着きましたが、一度撒くと半年ぐらいは出てきません。ただ体感としては、半年に一度は撒かないと、ちょこちょこ出てきますので注意です。


新しい植物を植える際は、地植えでもこんな感じでたっぷり薬を撒きます。

地道な駆除と薬の散布を3年ぐらい続けましたが、去年から目に見えて幼虫の数が減ってきました。ちょっと根気のいる作業です。

ただ、夫曰く、スギナの駆除も地道に抜き続けると3年目には格段に減ったそうですので、ガーデニングでは、大きな変化を加えると、3年がひとつの区切りかなと実感したりして、お庭の成長をじっくり見守ることにしています。

初めにお話した通り、我が家ではこれに加えて、鉢を減らすことにしました。
色々やって数は減った実感があるのですが、新しい鉢を置くと何故かまたコガネムシが現れます。
たくさんの鉢が癒しになるはずが、鉢を見るとコガネムシにやられていないか、心配で切なくなってしまいます。

これでは本末転倒なので、思い切って鉢植えをぐんと減らし、それによりずいぶん心が軽くなりました。


置かれた自然環境に合わせることもお庭造りの大事なことのひとつだなと思い、鉢がなくなり広くなったウッドデッキを満喫することにしています。

これは私の仕事である整理の考え方に通じるところです。
必要なモノならたくさんあっても良いし、それが負担になるなら手放すのも選択肢のひとつです。

ちなみに鉢植え植物は、大半は地植えに植えなおしました。
次回は、その鉢植えから地植えで成長した植物の話をさせてください。

お気に入りのミモザは春に花咲く準備が着々と進んでいます

文・写真 柳澤とも子

らしく・おうちと整理研究所主催
整理収納アドバイザー2級認定講師兼インテリアコーディネーター
モノは捨てずに活かすをモットーに政治家や芸能人のご自宅の片づけをサポート。
一度見かけた収納用品は絶対に忘れないのが得意技。
著書の『SA!KO 新おかたづけメソッド : 「整理・収納」の常識を覆す』は、Amazon 住宅建築・家づくり部門で1位を獲得。
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