わけるくんインストラクターの私がお片づけにとらわれず、わけてみる「気分でわけるくん」。さあ、今日の気分は何がどんな風に反映されていて、どんなことにきづく?
舞台『HEISENBERG(ハイゼンベルク)』が開幕した。
開幕前にわけてみていた。
7月1日のことだ。
それからしばらくの間に、いろいろなことがあった。日本で、身の回りで。今も。
そうして、7月30日、舞台は開幕した。
その少し前に、編集を担当したパンフレットは入稿を終えていた。
毎回、パンフレット編集には、素敵な出会いや時間や経験がついてくるのだが、今作も自慢したくなるようなそれらがたくさんある。
購入して読んでくださる方に、買ってよかったと思えるもの、いや違う、舞台を観て良かったと思えるものを作りたい。
そういう気持ちがある。
初日の舞台が始まるほんの10~15分くらい前の時間は、いつも劇場でキョロキョロと客席を見回す。
そして、パンフレットを読んだりめくったりしてくださっている人を見て、心の中でありがとうございますとお辞儀をする。
なんならちょっと実際にお辞儀しているかも。
で、ふたたびのわけるくん。
これは、今回のパンフレットの仕掛けをあらわしている。
2組のキャストによる上演のため、両開き仕様になっている。
両A面と言ったら、もうわからない人も多いかもしれないけれど。
シンメトリーな編集作業だった。
しかし、残念なことに、Aチームだったりょうさんと上條恒彦さんのチームは、
全公演中止になってしまった。
本当に残念。
でも、パンフレットはそのまま販売されることになった。
素敵な写真も、座談会も演出家の言葉も、掲載されている。
舞台はないけれど、それはそこで確定している。
真ん中の五角形は、小島聖さんと平田満さんによるBチームのお二人。
実はこれじゃない色のカードを下に重ねた。
そういう気持ちなのだ。
でも、実際にAチームが上演されていたとしたら、
同じ戯曲でもカードは決して重ならなかった。
出演者も違えば、演出もまったく異なっていたそうだ。