Tea and・・・ PR

コーピングリストに「紅茶を淹れる。」

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紅茶コーディネーターのイノチカが、さまざまな角度から紅茶と共に過ごす時間をご提案するオリジナルエッセイ。

好きなのは紅茶を愉しむしあわせな時間と空間。
一人の時もあれば、大切な誰かと一緒の時も。自宅をはじめ居心地の良い場所でのTeatime。
私の人生の中で、紅茶と紐づく記憶は、いつもしあわせと結びついています。
暮らしに紅茶を取り入れて、日常にもっともっとしあわせな時間を増やしていくことができたなら……。
紅茶にまつわるあれこれを綴ります。どうぞ紅茶を片手にお付き合いください。

《Tea and・・・コーピングリストに「紅茶を淹れる。」》

梅雨の季節。朝晩は涼しかったり、晴れた日は日中が30度を超えるような日もあり、この時期、体調管理にも気を使いますよね。
家の中も湿度が高く、雨の日などは、なんとなく気持ちももわっとしてしまいます。

ところで、コーピングという言葉をご存じでしょうか。
専門的には心理学の用語なのですが、ストレス要因の解決や負担を減らすことを目的として、何かしらの行動を起こすことを意味します。

人にとっては季節の変わり目など気候や気温の変化も実はストレスになっています。
そんな時に、自分なりのコーピングを知っておくことは、ストレス対策としてはとても有効なのだそうです。
自分が笑顔になれること、リラックスできること、元気が出てくることって何だろう?とあらためて考えて、いくつか簡単にできそうなことをリスト化しておくと「あ、何だか気分が沈んでいるな…」とか「原因はよくわからないけれど、イライラしちゃう」などと気づいた時にすぐに対応ができ、気分を切り替えることができます。
手帳など、すぐに見られるところに書き出しておくことをお勧めします。

コーピングは誰かとおしゃべりをする、ペットと遊ぶ、お散歩をする、ちょこっと片づけをするなど、ほんとに人それぞれ。
リストには必ず「○○する。」と動詞で書いてくださいね。
もちろん私は「紅茶を淹れる。」がコーピングリストに入っています。

今日は雨が降っていて、大好きなお散歩にも行けず、私もちょっとうつうつとしていたので、美味しい紅茶のアレンジを考えてみることにしました。

今回トライするのは甘糀を使った紅茶です。
先日、石川県の白山市に夫婦で旅行に行ったのですが、そこの旅館で玄米甘糀の豆乳割りというのが朝食で出されました。
この甘糀、伊勢神宮に伝承される奇跡の米「伊勢ヒカリ」を自然豊かな白山の伏流水で育てた玄米が使われています。
それだけでも何だかすごいパワーを感じます。
豆乳独特の匂いもあまり気にならず、スッキリとした自然な甘さでとても気に入り、お土産コーナーにあった甘糀(甘酒)を買って帰ることに。
この時、紅茶とこの甘糀を合わせたら美味しいかも!とひらめいていたのです。

さあ、甘糀ティーを試してみましょう!もう考えるだけでワクワクしちゃいます。
今日は豆乳がなく、丁度オーツミルクがあったので、こちらでチャレンジ。
以前、コーヒーに良く入れて愉しんでいるオーツミルクを、紅茶に入れてオーツミルクティーにしたことがあります。ただ、その時は茶葉とのバランスが上手く取れず、好みの味が作れなかったかったため、ちょっぴり不安ですが再チャレンジ。さて今回はどうでしょう!?
茶葉は糀に負けないようにUVAをセレクトしてみました。
ティーカップに甘糀をスプーン2杯、オーツミルクを30mlほど入れ、5分蒸らしたUVAの紅茶を注ぎました。
どんな味になるのか正直ドキドキでしたが、飲んでみるとなかなか美味しい。
オーツミルクだけの時とは違うまろやかさと甘糀の香りがほんのりしていて私好みの紅茶になりました。甘糀が紅茶とオーツミルクの調整役として、いい仕事をしてくれたようです。
いいかも!とひとりで感激して、うつうつとした気分はどこへやら、すっかりごきげんになっていました。
二杯目は調子に乗って、シナモンパウダーを一つまみ。
また味が変化し、清涼感がアップして、さらに美味しく感じました。

ちょっとしたことではありますが、コーピングで、自分をごきげんにする方法、知っておくと笑顔になれます。
自分だけのコーピングリスト、ぜひ作ってみてくださいね。

そろそろ紅茶のお代わりはいかがですか?
よろしければ2杯目は何かをプラスして、アレンジ楽しんでみてください。

文・イノチカ

ライフイメージコンサルタント・ 整理収納アドバイザー・紅茶コーディネーター。
紅茶好き。でも、どんな暮らしをしたいのかを模索する中、理想の暮らしを手に入れるためのゆとりを創り出す整理収納と出会い、本当に好きなのは紅茶を愉しむ時間と空間だと気づく。私にとってTeatimeは小さなしあわせを感じ、人生の大切なことに気づかせてくれるゆとりの時間。今日も紅茶を片手にしあわせなひと時を過ごしている。