日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。
人気テレビドラマシリーズ「相棒」の新シーズンで、水谷豊さん演じる杉下右京の相棒として、寺脇康文さん演じる亀山薫が帰ってくると発表された。
発表されるとまもなくして、私宛にいくつか連絡が入った。
「相棒に寺脇さん帰ってくるね!」
もちろん私は関係者でもなんでもない。
が、わが家には、マニアと言ってもいいほどの相棒ファンがいる。
私も好きになったら長い人なので、ファン歴〇年みたいなものはいくつかあるのだが、
私の相棒の相棒好きもなかなかのキャリアなのである。
あのテレビドラマシリーズが、元々はスペシャルドラマで数回放送された後にシリーズ化したことなどは、Wikipediaではなく私の相棒から教えてもらった。
ドラマは何度も繰り返し見ていて、冒頭のシーンでストーリーが思い出せる人だ。
ノベライズも全巻読んでいた。
そして一番顕著なのが、役者さんの話になると「相棒に出たことがあるか否か」で
大抵話を進めること。
「この俳優さんは相棒に2回出たことある」とか
「相棒ではこんな役だった」とか。
そう聞かされると「そうなんだー」「そうなのー?」「よく覚えてるねー」辺りの相槌になる。
文字で書くと非常に気のない感じに聞こえるが、ここにはリスペクトもある。
好きなものを好きと言えるのは楽しいことで、
好きな理由をすらすらと言えたり、
好きの度合いがわかる記憶を披露できるのは、すばらしいと思うから。
今は「へー、それってどういうところがいいの?」と聞いても、
「検索すればすぐ出てくるよ」になるのかもしれない。
でも欲しいのはそういうことじゃなくて、
なんでいいの? なにがいいの? という部分。
そういえばこのエンタラクティブライフは、まるまるそういうスタイルだったりする。
「相棒」新シーズンは、亀山薫復活!でふたたび高視聴率を叩き出せるだろうか。
私も次のシーズンは便乗して見ることになりそうだ。