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「いいね」をもらうためじゃない

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日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

仕事ではTPOに合わせて何を着ていくか考える。当たり前の話だ。
似合わない服はもちろん着たくない。
でも、好きなモデルさんがプロデュースする服も着てみたくなったりするし、
当然、動きやすさや、印象も大事。

取材もインテリア関連でお宅にお邪魔する機会もあれば、
オフィスにお邪魔することもある。
インタビューもあれば、打ち合わせもあるし、撮影を伴う取材現場もある。

世間には私はコレ、このスタイル、と決まっている人もいる。
私といえばコレ、このスタイルというのは特に定まらないまま、
明日の仕事場にはどんな感じで行こうかと悩む贅沢を楽しんでいる。
ここをカットして、効率よくもっとほかのことに時間を使うというのももちろんあるけれど。
TPOと最近で言えばお天気や気温のことも考えて、
電車の混み具合とかマスクとのコーディネートもある。
面倒くさいと思うか、悩む贅沢と取るかは自由だ。

今日は先日友人にもらった手作りアクセサリーをつけて出かけた。
私の好きな色で作ってくれたものなので、そもそも持っている服と合わせやすい。
もらって中身を開けてみた瞬間に、あれに合わせよう、あれにも合うなとイメージすることが出来たほどだ。
今日はパンツの色を合わせた。
「いいね」をもらうためにしているわけではない。
いや、自分で「いいね」をしているからとっても軽やかで楽しい。

と、ここまで書いて真逆のことを言うようだが、
このアクセサリーが仕事先である方の目に止まり、とても素敵だと言ってもらった。
興味があるから目がいったのだという。
嬉しかった。2㎝浮いた。自分が気に入って身に着けているものだから余計に嬉しいのだ。

アクセサリーをプレゼントしてくれた友人に、出先で素敵だと言われたことを伝えると、
「プレゼントしがいがある」と喜んでくれた。

素敵だと思ったらそう言う。何かに気づいたらそれを口にする。
そうするべきだからではなく、そうせずにはいられないことは素直にそうする。
単純だけど大切で、やさしいことだと思う。
正しさより、やさしいことを大事に出来る自分でいたい。