日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。
当Webマガジンでも、「気分でわけるくん」をほぼ月イチで更新している。その名の通り、“わけるとわかる”不思議なカードだ。占いとかタイプ別診断ではない。
何がわかるの? という詳しい使い方は講座をご受講いただきたいのだが、わけるくんでわけてもらう時の声かけについては、度々考えることがある。
先日も、わけるくん研究会でそうした「こんな時どうする?」をシェアしたばかりだ。
先に結論を言うと、どの声かけでもいい。その場や相手に応じて工夫することが大切。
それを踏まえたとしても、実はわけ方がいろいろあるように、声かけにもいろいろなパターンがある。
考え込んでしまったりして、なかなか「わける」手が動かない人がいたら
③正解も不正解もないですよどれも後ろには、だから安心してわけてみてください……という言葉や気持ちが続く。
①正解はないですよ
→正解はないんかーい! じゃあなんでこんなことしなくちゃいけないのー?
②不正解・間違いはないですよ
→いや、そういうけどきっと正解はあるんでしょー?
③正解も不正解もないですよ
→はぁ? 正解か不正解があることさせてよ。何その曖昧な感じ!!
繰り返しになるが、私は「わけるくん」のこの答えがきっぱりはっきりない、十人十色であるところが好き、国語が好きなのも、エンタメが好きなのも、答えは一つではないのが好き……という姿勢でここまで生きてきた。
でも、世の中は、人は、正解がないことに極端に不安を感じる人もいるし、不正解を絶対に出したくない人もいるし、曖昧なことに時間を使いたくないという人もいる。
だから面白いけど、だから難しい。
毎日暑いのに、こんな暑苦しい話をしてしまってごめんね。
ちなみに、①~③のどの声掛けも必要なく、やれと言われたらやります……という人もいるし、もしかしたらそういう方が圧倒的に多いような気もする。
そして、しっかり自分で気づいてくれる人も多い。
それが正解、というわけでもないんだけどね(ほーらまたややこしくしてる)
あなたは①~③のどんな声かけがしっくりくる?
なんのこっちゃ? かわからない人は、10月26日に両国で開催される「整理収納フェスティバル」の「わけるとわかるわけるくん」ブースに来て、わける体験、してみてください。
なーんだ、宣伝か! って言わないで。
わけるくんに限らず、正解の使い方、結構常に本気で考えているので。
だってさ、世の中結構、正解求めすぎてない?