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サマソニ2025体験記④_サングラスも踊るよ

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日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

人生初の「SUMMER SONIC 2025」通称サマソニ参戦。
軽い熱中症で倒れて救護スペースで飲んだポカリのありがたさと、記録に数を刻んでしまった事実が前回。

サマソニ2025体験記③_救護スペースのスタッフさんにただただ感謝。日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。2025年夏の大イベント、初めて夏フェス「SUMMER SONIC2025」に参加した一日の記録をつづります。その③は救護スペースの様子をしっかり!? レポート。...

さあ、トイレに行って態勢を整えて、スタジアムに戻るぞ。
MARINE STAGEでは、ちょうどお目当ての一つ前のグループ、JO1のパフォーマンスステージが終了したタイミングだった。

パラパラと人の流れがある。朝イチ整理券で入ったゲートから再びマリンスタジアム内に入場した。
気持ちは穏やか、なんとなくさっき近くにいて助けてくださった人はいないだろうかとキョロキョロしてみるも、顔をしっかり覚えられていなかったのであきらめた。

太陽は相変わらず元気にスタジアムを照らしているけれど、容赦ない感じはなくなっていると感じた。ポカリスエットの電解質が体に浸透したせいだろうか。
夫と二人でスタジアムのMARINE STAGEに近づいた。
前方には一つ前のステージを観た人たちもそのまま残っているようだけれど、案外じりじりとステージ近くに陣取ることが出来た。

サマソニの何がいいかって、自分のことばかり考えてずる賢い動きをする人がいないことだ。いや、いる所にはいたのかもしれない。でも、なんとなくご贔屓のステージが見たくて来た人も、フェスが好きで来た人も、音楽が好きな人も、とにかく今日を楽しむ気持ちでいるからなのかな、私は嫌な思いをせずにいられる心地よさを感じていた。

MARINE STAGE 3組目は7人組のダンス&ボーカルグループ BE:FIRST。
この日は6人でのパフォーマンスステージなのだけど、4月からワールドツアーで世界12都市でのライブを終えてきた彼らの凱旋ステージが見られるからというのが、今回のサマソニ参戦を決めた理由の一つだった。
(実際は、1週間前に埼玉での音楽フェスに後から出演することが決まったので、凱旋ではなかったんだけどね)

立ち位置をキープしながら、ステージ登場を待つ。
辺りを見回すと、私たちの後ろにも人がジワリジワリと増えてきた。男性も結構多いし、年代もいろいろ。
夫は自分の年齢を気にしていたが、そんなの関係ないという雰囲気だ。
スタンドにも結構人が入っている。

さっき情けなく倒れて休んでいた私が、余裕ぶって周りを見渡せていたのは、ステージを観られる期待感ともう一つ理由があった。

朝イチで入って陣取っていたところには決して届かなかった放水を浴びることが出来たからだ。
水はミストなんてものではなくて、シャワーなんてものではなくて、ちゃんと放水だった。撥水加工のハットに水がじゃぶじゃぶかかって、楽しい。
そうこうしていると、いよいよ彼らが登場するタイミングになった。
スタジアムにはさっきよりさらに人が増えている。

サウンドチェック。♪BF is… は彼らの決意表明とか自己紹介みたいな意思を感じる曲。袖からメンバーの歌声が聞こえる。
実質もうここからライブは始まってるんだ。
ステージ上手に見覚えのある姿があった。BE:FIRSTを生み出した株式会社BMSGのCEOで、アーティストのSKY-HI。
隣の夫に、「SKY-HIいるよ、あれSKY-HIさんだよね」とか敬称ぐちゃぐちゃで興奮気味に言ったりするけど、会場は歓声に包まれ始めていて、互いの声はよくは聞き取れなくなっていた。
さあ、ステージがはじまる。

【SUMMER SONIC 2025 SETLIST】
M1. GRIT
M2. Mainstream
M3. Set Sail
M4. Brave Generation
M5. Boom Boom Back
M6. Don’t Wake Me Up
M7. Great Mistakes
M8. Sailing
M9. Bye-Good-Bye
M10. 夢中

これが公式で発表されている当日のセットリスト。
正直言えば、1曲ずつレポートみたいなことをしたいけれど、そんな余裕はもうなかった、
楽しくて。楽しそうで。
楽しくて。は、私たち。
楽しそうで。はBE:FIRSTとその他の観客のことね。

彼らは、歌い、踊る。
「ダンスがすごいグループだよね」という人は多い。
「え、みんな歌えるの?」という人も多い。
「ちょっと、なんかデカくない?」という人も多いし、
「全員日本人?」と聞く人もいる。
どのカギカッコにも、目を細めてウンウン、そうだよとうなずく私。
聞きたいことがあればなんでも聞いてね、などと言ってみちゃおうか。

ダンス&ボーカルグループとして音楽フェスに精力的に出演をしてきた彼らの魅力は、
いつだってパフォーマンスから「ああ、音楽が好きなんだなぁ」と感じられることだ。
10代の頃、好きなアーティストが出来て、その人が好きな音楽ジャンルを愛するようになった。
そういう影響力を彼らは楽しんでいる。「僕らが好きな音楽を、皆も気になったり、楽しんでくれたらいいな」というマインドが、なにか喜びを思い出させてくれる気がして応援しているのだ。
気がつけば「歌詞に刺さる」みたいなことが少なくなった。
泣けるとか、勇気が出るとかで一喜一憂しなくなっているのは年齢のせいだろうか。
そんな風には言いたくないけど。

でも、歌詞以上に音楽がダイレクトに染みて、気分があがったり、心がわくわくしたり、落ち着いたり。そういう楽しみ方をしているのが今の私だ。
いや、もちろんね、Tシャツやらタオルやら購入しちゃったりしてるくらいだから、
いわゆるファン心理もしっかり刺激されていることも告白しておこう。

スタジアムのステージの端から端まで行っては、そこにいるすべての音楽好きに歌いかけていた。
コロナ禍にデビューした彼らが初めて有観客のステージに立ったのが、「SUPER SONIC」のこのマリンスタジアムのステージだったそうだ。
その当時は、客席も間隔を開けて、しかも声出しは出来なかったんじゃないかな。
それが今や、男も女も老いも若きも、歓声を上げ、飛び跳ね、タオルを振り回し、手拍子をして、ヒューヒュー言えるのだ。
うー、ライブって最高!

10曲は一瞬だった。
メンバーのSHUNTOが、自分たちの前にステージに立ったアーティストたちを讃えて、これから登場する海外アーティストたちをリスペクトしながら、フェスを楽しんでとメッセージしつつ、最後の曲紹介をした。
それがいかにも音楽が好きで、フェスが好きだってことを表していて、たまらなく嬉しくなった。
(ほかのメンバーもそれぞれいろいろ素晴らしいんだけど、なんかちょっと偏愛が出てきそうだから控えておくことにするよ)

ステージが終わって、彼らが去る時、私も夫もたしかガッツポーズ状態だった。
やったぞ! やったね! サイコーだよ! サイコーじゃんね!
そんな感じのガッツポーズ。

私がどれだけ楽しんだかは、最初の写真をもう一度載せて証明しよう。
H&Mで買った安物のサングラス。ツルがもうグラグラもしていたのだけど、
BE:FIRSTのライブが始まった時に、はずしてバッグのポケットに入れておいた。

スタジアムを出る列の波に混ざりながらサングラスをふたたび手にしたら、これ。
サングラスも踊るほどだったということ。


時刻は14時を回っていた。いろいろあったマリンスタジアムをひとまず後にして、
幕張メッセに向かうことにした。
(つづく)