気になるプロダクトやプロジェクトをエンタメ性や整理収納の考え方に寄り添いながら紹介し、読者の「キニナル」を刺激します。
千葉県八千代市に3万㎡の面積を持ち、1,600品種、10,000株を超すバラが植えられている日本最大級のバラ園、京成バラ園。
10月は秋バラのシーズン。今回は、10月8日~11月23日まで開催中のイベント、
「オータムローズガーデンパーティー」に行ってきました。
バラ園の中でお茶会。しかも執事が案内してくれるって!?
園内を散策した後、あらかじめ予約した時間に受付を済ませて待っていると、執事が整形式庭園内に出現した「リザーブド・ローズテーブル」へと案内してくれるところからスタート。
「段差がありますのでお気をつけください」とか、
「お嬢様方はこちらへいらっしゃるのは初めてですか」とか、
エスコートされ慣れていないゲストにもやさしく、明るく話しかけてくれながら、
園内をゆっくり進みます。
屋外だけど、コロナ禍ですから、もちろん皆、マスク着用。
テーブルは、間隔を空けて座ります。
英国映画の中に出てくる長いテーブルを囲んで座るガーデンパーティー座席……を反転したような、テーブル配置。ゲストはバラを見ながらお茶ができるセッティングです。
さあ、お茶の時間です。執事にスペシャルスイーツと合わせていただく紅茶かコーヒーを選んで伝えるとまもなく、テーブルに運ばれてきたのは、銀座千疋屋の新作フルーツタルトとバラの花を浮かべていただくスペシャルティー。
では、さっそく試食です。
フルーツタルトには、今イベントの世界観でもある「不思議の国のアリス」をイメージしたうさぎのクッキーがちょこんと乗り、ながのパープル、イチゴ、シャインマスカット、マスクメロン、柿、そしてイチジクがこれでもかと贅沢&美的にカットされた形でアレンジされています。
紅茶に浮かべたバラは、少しずつ花びらが開き、飲む度に芳醇な香りが広がります。
芳醇な香りと言えば、私たちが案内いただいた席は、園内一の香りを誇る品種「薫乃(かおるの)」のそばだったこともあり、風が吹くたびに、優雅な香りに包まれました。
屋外イベントということもあり、提供されるお皿とカップは紙製でしたが、気分的にはウエッジウッドやマイセンのティーセットでいただいているつもりで。
この日はバラの見ごろがまさにピークとあって、予約がいっぱいで執事の皆さんは大忙し。
でも忙しく働いている執事さんたちを眺めるのも悪くないですね。
ちなみに、執事に扮しているのは、若手声優や劇団員の方たちだそうで、どなたがエスコートしてくださるかは、お楽しみ!のようです。
出口付近に用意されたシークレットスペースでは、執事長 吉良義央さんとお話できるライブアニメーションが楽しめます。
美声とやや伏し目がちで話す姿がセクシー!?
おすすめのバラの品種を教えてくれたのだけど、我ら二人ともその名前が思い出せなくて、
もしや吉良様に緊張していたのかも???
「オータムローズガーデンパーティー」は予約制で開催情報やチケットのお求めは京成バラ園の公式サイトでご確認を!
ティータイム後は、再び園内を散策し、バラを楽しみました。
そうそう、園内にはローズヌーボーと呼ばれる新作のバラも見どころの一つとしてピックアップされていました。
ローズヌーボー2021はその名も「マチネ」。
偶然にもエンタラクティブな名前。
ややスモーキーなピンク色で、花びらの重なりや蕾のつき具合が可憐な印象のフォトジェニックなバラでした。
このほかにもバラ園にはバラグッズが並ぶギフトショップや苗を購入できるガーデンセンター、カフェやレストランもあるので、楽しみ方はいろいろ。色とりどりのバラを、五感を使って楽しむ秋、いかがですか。