気整楽の書 PR

Vol.5『応機無尽』

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

チャンスの神様には前髪しかない…と言われるけれど、本当はいくらでもどこにでもあるんじゃないかと思っている。
だが、ボーっとしていたり、忙しすぎて周りが見えなかったりするとせっかくのチャンスを逃してしまうだろう。

今までの人生を振り返っても運はいい方だと自負している。
会いたいと思っている人に会えたり、行きたいと思っていたところにタイミングよく行けたり
意外なところから声をかけていただいて、お仕事させていただいたり
何より、今の仕事だって、小さなチャンスからつながっている。

チャンスを捕まえるために意識していることがひとつある。
それは「スケジュールを詰めすぎない」ということ。

これは自分ののんびりした性格によるところも大きいと思うが、スケジュールがいっぱいになっていると、気持ちのゆとりも時間のゆとりもなくなる。
そうなるとチャンスに気づくことも出来なくなるし、「あっ!」と思うチャンスに気づけたとしても、予定がいっぱいで動けなくなってしまうからだ。

禅語に「チャンスは無限に(いくらでもどこにでも)ある」という意味の『応(應)機無尽(盡)(おうきむじん)』という言葉がある。

どこにでもチャンスがあるのなら、見逃さないように気持ちのゆとりを持っていたい。
そして、そのチャンスを掴むために動ける時間のゆとりも持っていたい。

チャンスがないと思っているのだとしたら、ちょっと見方を変えてみる。
やってみたいことがあるなら、そう思ったその日からそれを行う機会はいくらでもあると。

あとは自らチャンスを掴むために一歩踏み出すだけ。
だって毎日がチャンスにあふれているんだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

書・文・松杏
子供の頃から文字を書くのが好き。小学生で習っていた書道を40歳過ぎて再開。文字の美しさ、墨の表現力に魅了されている。
書と整理収納の共通点は余白とバランス。