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Vol.15『為せばなる 為さねばならぬ 何事も』

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今まで自分には向いてないだろう?と思いつつ避けていたことにチャレンジしてみた。

5月からチェレンジしていることはダンス!当然なんの基礎もない。

踊りに触れた経験を遡ると、
幼少期に親戚に名取のおばさんがいた関係で日本舞踊を習ったこと数回。
しかし、「毎回同じことをするのは嫌!」と言ってやめたらしい。

次に高校時代の体育での意味の分からない創作ダンスの授業。
今のようにダンスが必須ではない時代。ダサかったことしか覚えていない。

そのあとは30代の頃に友人に誘われて1年ほど続けた
ジャザサイズ(米国で誕生したダンスフィットネス)くらいだ。

情けないことに当時の私は運動不足で体力もなく、
ジャザサイズではダンスのステップを覚えるどころか、
動き続けることもままならない状態だった記憶しかない。

インストラクターの動きを見ても、その通り動けない、
身体が動かせないということは経験済み。

だからダンスは向いてないと思っていた。
まして、30代のあの時から20年近く経っている。
年齢を重ねた身体と脳は働いてくれるだろうか?!

唯一、プラスな要素としては上手にできるかは別として
音楽に合わせて体を動かすのが好きなこと。

『為せば成る 為さねば成らぬ 何事も
成さぬは人の為さぬなりけり』
江戸時代の米沢藩主上杉鷹山の言葉。
「何事もやろうと思って努力すれば、必ず実現できる。
逆に、無理だと思ってあきらめ努力をしなければ、絶対に実現できない」という意味。

この言葉からは重々しさや覚悟を感じるが、もっと軽やかに使いたい。

別に今更プロのダンサーになろうとしているわけではないけれど、
楽しく気持ちよく動けるようになりたい気持ちはある。

だったら、努力も必要。
わからないステップを調べて動画をみたり、教えてもらったり、
鏡を見て動きを確認したりしながらでも、少しずつでも進歩したい。

そう、新しいチャレンジにも努力は必要なのだ。
軽快にステップを踏んで踊れる日を夢見て、50代の努力は続く。

書・文・松杏
子供の頃から文字を書くのが好き。小学生で習っていた書道を40歳過ぎて再開。文字の美しさ、墨の表現力に魅了されている。
書と整理収納の共通点は余白とバランス。