Tea and・・・ PR

紅茶にあうミルク

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暮らしに紅茶を取り入れて、日常にもっともっとしあわせな時間を増やしていくことができたなら……。イノチカが紅茶と共に過ごす時間をご提案するオリジナルエッセイ。

はじめまして。イノチカと申します。
好きなのは紅茶を愉しむしあわせな時間と空間。
一人の時もあれば、大切な誰かと一緒の時も。自宅をはじめ居心地の良い場所でのTeatime。
私の人生の中で、紅茶と紐づく記憶は、いつもしあわせと結びついています。

暮らしに紅茶を取り入れて、日常にもっともっとしあわせな時間を増やしていくことができたなら……。
紅茶にまつわるあれこれを綴ります。
どうぞ紅茶を片手にお付き合いください。

《Tea and・・・ 紅茶にあうミルク》

私の大好きな紅茶はミルクティ。
イギリスではTea with milk。

子どもの頃、誕生日には母が手作りのケーキに合わせ、紅茶を淹れてくれました。
当時は渋みがあまり得意ではなく(子どもだから当たり前ですね)、たっぷりの砂糖と牛乳を入れて。紅茶と私の最初のしあわせな記憶です。

お年頃になって、カロリーが気になり、砂糖を我慢して牛乳だけを入れて飲んでいましたが、牛乳の匂いがなんだか気になりそれほど美味しいとも感じていませんでした。
でも、そのままの紅茶はやっぱり渋い。
紅茶と牛乳は私にとって“いつもの”組み合わせでした。

紅茶教室で、はじめて紅茶を頂いた時の衝撃は今でも覚えています。
日本でいうストレートティ。
イギリスではBlack teaというそうですが、何も入れない紅茶がこんなに美味しいなんて!まず香り。自己流で淹れた時には感じられなかった茶葉の柑橘系の香りが際立ち、思わず深呼吸してしまうほど。また一口含むと渋みの中にも甘さやうまみを感じることができ、今まで私が飲んでいた紅茶とは全く違う飲み物でした。
私は思わず、透き通った橙色の水色(紅茶の色はすいしょくと表現します)の輝きをしばらく見つめていました。

そして、“いつもの”組み合わせのミルクティ。
紅茶とミルクのマリアージュ。何とも言えない懐かしい甘い香りに、花や草の香りが混ざり、鼻の奥へ抜けていきます。舌にはミルクが解けたようなサラッとした甘さと少し清涼感を感じる後味。
この時の私はきっと、ものすごくしあわせな顔をしていたに違いありません。
紅茶は私をしあわせにできる飲み物。そう心に刻まれた瞬間でした。

今まで自分で淹れていた紅茶と、今飲んでいる紅茶との違い。
それは、茶葉、水、お湯の温度、そしてミルクの種類によって作り出されています。

とりわけ、紅茶に合うミルクは低温殺菌・ノンホモジナイズド製法の牛乳であることを知り驚きました。
一般的に売られている牛乳は高温殺菌。しかし近所のスーパーでも低温殺菌の牛乳はわりと手に入ります。
美味しいミルクティが飲んでみたいと思った方は、少し割高ではありますが低温殺菌の牛乳で試してみてくださいね。牛乳臭さが緩和されると思います。

さらに、サラッとした後味のミルクティをお好みの方はぜひノンホモジナイズド製法の牛乳でためしてみてください。
こちらはなかなか今の日本では手に入りにくく、なおかつ、牛乳としてはかなり割高にはなりますが、自然食品を扱うお店や高級スーパーにおいてあることもあります。

わが家は家族みんなノンホモジナイズド・低温殺菌の牛乳を入れたミルクティが大好きなので、定期的に生協で配達してもらっています。
よく考えたら、大手コーヒーチェーンの1杯分より安いかも!と思い、ノンホモジナイズド牛乳を購入しています。自分たちをしあわせにするためのわが家の贅沢品なのです。

実は昔の日本では、給食の牛乳はノンホモジナイズド製法だったそうです。
キャップを開けたら、フタの裏にクリームが付いていたあの牛乳です。
あーわかる!と記憶のある方は、私と同年代か、それ以上の世代の方かもしれませんね(笑)。

そろそろ紅茶のお代りはいかがですか?
次回はミルクティに合う茶葉のことをお話しようと思います。

文・イノチカ
ライフイメージコンサルタント・ 整理収納アドバイザー・紅茶コーディネーター。
紅茶好き。でも、どんな暮らしをしたいのかを模索する中、理想の暮らしを手に入れるためのゆとりを創り出す整理収納と出会い、本当に好きなのは紅茶を愉しむ時間と空間だと気づく。私にとってTeatimeは小さなしあわせを感じ、人生の大切なことに気づかせてくれるゆとりの時間。今日も紅茶を片手にしあわせなひと時を過ごしている。