Tea and・・・ PR

朝摘みミントとアールグレイのハーモニー

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紅茶コーディネーターのイノチカが、さまざまな角度から紅茶と共に過ごす時間をご提案するオリジナルエッセイ。

好きなのは紅茶を愉しむしあわせな時間と空間。
一人の時もあれば、大切な誰かと一緒の時も。自宅をはじめ居心地の良い場所でのTeatime。
私の人生の中で、紅茶と紐づく記憶は、いつもしあわせと結びついています。
暮らしに紅茶を取り入れて、日常にもっともっとしあわせな時間を増やしていくことができたなら……。
紅茶にまつわるあれこれを綴ります。どうぞ紅茶を片手にお付き合いください。

《Tea and・・・朝摘みミントとアールグレイのハーモニー》

今朝、ふと思い立って、わが家のミントを収穫してみました。
このミント、実は熊本の実家から小さな苗を分けてもらって移植したもの。
実家の父は庭いじりが好きで、植物を育てるのがとても得意。
野菜や花々に加え、ハーブも育てています。私が若いころに買ってきたレモングラスを種から立派に育ててくれていて、毎年ドライハーブにしては楽しんでいる様子。ミントもいつのまにか庭に植えてありました。

私もミントの苗を買ってきて、鉢植えにしてリビングで育てていたのですが、残念ながらうまく育てることができずに収穫まで至らず……。
帰省した際、父になかなか大きくならないわが家のミントの相談をしたところ、地植えの方が簡単だということでしたので試してみることに。実家から小さな苗を頂いてきて、わが家のミントと一緒に植えてみたというわけです。

横浜の家には庭と呼べるほどのスペースはないので、駐車場脇の小さな土がある部分に今回初めて植えてみました。ここには雑草が生えてこないように、除草シートの上に、ウッドチップを撒いていたのですが、ミントを地植えしようと思うと、この場所くらいしかありません。
少しだけ土を掘り起こし、植えてみたのが今年の4月。ここは丁度ブロック塀の陰になるため、成長が遅く、葉っぱも小さかったのですが、やはり地植えしたことで、夏の間に根っこがしっかりと育ち、葉っぱも大きく育ってくれました。
ミントは生命力が強く、地植えすると大変だよ!とも聞いてはいました。確かに今では茎が横にも伸びていて、気を付けないと、一面ミントだらけになってしまいそうな勢いです(笑)。
ほんとに、ひょろっとして、今にも枯れそうな小さな苗からよくぞここまで育ってくれたと思います。来年春から安心して収穫できるように、これからはミントの育て方についても、少し学んでみようと思います。

ミントと言えば、紅茶とも相性のいいハーブです。わが家でも紅茶のブレンドによく使います。他にはデザートの飾りにしたくて、少しだけ欲しいと思うことも。
ペパーミントには胃腸の調子を整える効果や、心を元気にする作用と同時に、神経を鎮める作用もあるといわれています。
一口にミントと言っても、600種類以上あるそうなので、効能や、カラダに及ぼす作用も違ってきます。紅茶にはペパーミントやスペアミントがお勧めです。精油などにはよく使われていても飲食不可のミントもありますのでご注意ください。

ミントを育てていなかった頃は、スーパーでフレッシュミントを買ってきたり、ドライのミントをハーブ専門店で購入していました。
ドライミントを紅茶にブレンドするのも手軽で美味しいのですが、やっぱりフレッシュな摘みたてミントは香りが違います。
綺麗に洗って、ミントの葉を2~3枚2人用のティーポットに入れて茶葉はティースプーン2杯くらいでいれています。(お好みで調整してくださいね)
ミントをメインに楽しみたいのでしたら、フレッシュミントに熱湯を注ぐだけのミントハーブティーもありますが、紅茶とブレンドするときはオーソドックスなスリランカのKANDYやインドのニルギリあたりがお勧めです。
ただ、最近の私のお気に入りブレンドはアールグレイの茶葉にミントを2枚ほど少な目に入れて、ほんのりとした清涼感とベルガモットの香りのハーモニーを楽しむこと。
ティーカップに紅茶を注いでから、フレッシュミントを浮かべることもあります。
ミントも種類によって香りも違いますし、好みも様々。いろいろ試してみてくださいね。
そして、可能でしたら育ててみるのもおすすめです。自分で育てたミントはやっぱり美味しい!

あらためて自然の恵みに感謝しながら、今朝はわが家のミントティーで爽やかな一日をスタートすることができました。

そろそろ紅茶のお代わりはいかがですか。
実りの秋は食べ物も美味しい季節ですね。ちょっと食べ過ぎた時にはミントティーを一口。自然の恵で心もカラダも元気に過ごせますように。

文・イノチカ

ライフイメージコンサルタント・ 整理収納アドバイザー・紅茶コーディネーター。
紅茶好き。でも、どんな暮らしをしたいのかを模索する中、理想の暮らしを手に入れるためのゆとりを創り出す整理収納と出会い、本当に好きなのは紅茶を愉しむ時間と空間だと気づく。私にとってTeatimeは小さなしあわせを感じ、人生の大切なことに気づかせてくれるゆとりの時間。今日も紅茶を片手にしあわせなひと時を過ごしている。