Tea and・・・ PR

カレルの紅茶に引き寄せられて!

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紅茶コーディネーターのイノチカが、さまざまな角度から紅茶と共に過ごす時間をご提案するオリジナルエッセイ。

好きなのは紅茶を愉しむしあわせな時間と空間。
一人の時もあれば、大切な誰かと一緒の時も。自宅をはじめ居心地の良い場所でのTeatime。
私の人生の中で、紅茶と紐づく記憶は、いつもしあわせと結びついています。
暮らしに紅茶を取り入れて、日常にもっともっとしあわせな時間を増やしていくことができたなら……。
紅茶にまつわるあれこれを綴ります。どうぞ紅茶を片手にお付き合いください。

《Tea and・・・カレルの紅茶に引き寄せられて!》

空気が乾燥してくるこの季節、温かい飲み物はこころも身体も潤してくれます。
秋はイベントや旅行に行く機会も多く、体調管理も大変でしたが、いつも紅茶を入れた水筒持参で、おかげさまで元気に過ごすことができました。
特に飛行機の中では温かい紅茶があるとホッとします。おまけに風邪予防の効果もあるので安心。
ただ、最近はセキュリティーが厳しいので水筒を機内持ち込みにできるかしら?と思いましたが、国内線では手荷物検査で一度だけ中身を聞かれ、「その場で飲んでください」と言われたくらいで、それ以外は特に何も言われることなく持ち込みOKでしたよ。

今日はそんな旅の途中に出会った紅茶の話。
今回は予定がいくつか重なって、横浜から飛行機で山口・宇部空港に入り、レンタカーで萩に立ち寄り、その後はJRで福岡まで。福岡からは高速バスで熊本の実家へ移動という5泊6日の長旅でした。
JR博多駅で乗り換えをしているときに、たまたま出会ったのがカレルチャペック紅茶店の期間限定ポップアップストア(2024/10/24~12/2まで)。
紅茶ももちろんですが、パッケージのイラストが大好きで、お店を見つけるとつい嬉しくなってしまいます。
横浜には店舗がなく、最近は出会うことがなかったのですが、まさかの福岡で出会うとは!
ただ、荷物も多いし、乗り換え途中で時間もあまりないし、と躊躇していた私。その横で、一緒にいた娘がずんずんと中に入っていくではありませんか。
ミルクティーが大好きな娘が見つけたのが《カレル濃いミルクティー》という福岡・糸島の牛乳「伊都物語」を使ったミルクティー。こちらは一日50杯数量限定だそう。
普通のミルクティーの10倍は濃いとのことで、移動で疲れていた娘は「美味しいミルクティーがどうしても飲みたくなっちゃった!」とうれしそう(笑)。
娘につられ店内を見て回ると、様々なフレーバーティーがあり、迷ったあげく娘と相談して買ったのが、現在福岡店のみ販売の「あまおう苺紅茶」と、これからの季節にピッタリのクリームブリュレフレーバーの「Holy milk tea」でした。ミルクにも合う甘い香りです。

カレルチャペックは絵本作家・イラストレーターでもある紅茶研究科の山田詩子さんが1987(昭和62)年に創業した紅茶専門店で現在は都内に4店舗あるようです。
こちらの紅茶のパッケージの世界観は、まるで絵本のよう。一つ一つが絵本の1ページのように思えます。子どもの頃から絵本が大好きで、絵本作家に憧れていたこともある私にとって、大好きな紅茶と絵本がミックスしたようなカレルチャペックの紅茶は、どれを買おうかと悩む時間もとっても楽しいのです。

カレル・チャペック(Karel Čapek、1890年1月9日 - 1938年12月25日)はチェコの作家・園芸家の名前と同じで、兄のヨゼフ・チャペックと共にたくさんの作品を残している人物。絵本や童話などもあり、ゆるい感じのほっこりする挿絵を見ていると山田詩子さんのイラストから受ける印象と近い感じがします。やはりカレル・チャペックがお好きだったのかしら。どちらのイラストも眺めるだけで癒されます。

寄り道したおかげで「カレル濃いミルクティー」を片手に、高速バス乗り場まで走った私たち。でも、とっても楽しい時間でした。
また一つ、紅茶にまつわるしあわせな記憶が増えた瞬間。
きっと、カレルチャペックの紅茶を見ると、この日の出来事を思い出すにちがいありません。
今回あらためて感じたのは、私が紅茶を選ぶ時、味はもちろんですが、パッケージデザインも重視していることと、ここでしか買えないという限定の力でした。(旅先ではよくありますよね。)
定番の紅茶があるので、不自由はしないのですが、好奇心も相まって、いろんな種類の紅茶を少しずつ試しています。
ただ、好きなモノや限定品に出会ったからとやみくもに買ってしまうと大変です。
買う時には、消費するタイミングや自分なりの適正量を考えて購入することも忘れずに。
せっかく買っても使いきれないともったいないですから。
可愛いパッケージのカレルチャペックの紅茶はプレゼントにも重宝します。
美味しいものはみんなで分かち合えるといいですね。

紅茶は嗜好品ですので、味はもちろん、ストーリーやデザインなども含めて自分のこころがワクワクするものがあると毎日の暮らしが潤います。
帰ってからも、カレルチャペックの紅茶とともに家族で旅の思い出話に花をさかせています。

そろそろ紅茶のお代わりはいかがですか。
店頭にはそれぞれのブランドによるクリスマスティーが並び始めました。
今年のクリスマスをどんな風に過ごすのかイメージを膨らませながら紅茶選びも愉しんでくださいね。

文・イノチカ

ライフイメージコンサルタント・ 整理収納アドバイザー・紅茶コーディネーター。
紅茶好き。でも、どんな暮らしをしたいのかを模索する中、理想の暮らしを手に入れるためのゆとりを創り出す整理収納と出会い、本当に好きなのは紅茶を愉しむ時間と空間だと気づく。私にとってTeatimeは小さなしあわせを感じ、人生の大切なことに気づかせてくれるゆとりの時間。今日も紅茶を片手にしあわせなひと時を過ごしている。