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タイミング大臣

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日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

大きな仕事が終わって一息ついていたある日の午前中のことだ。
インターホンが鳴り、荷物が届いた。
えーっと、今日受取にしていたものがあったかな?と考えていると、それは写真のお花だった。

まったく予想していていない時に届くギフトに心拍数がわかりやすくあがった。
しかも私の好きなグリーンでコーディネートされた花かごだった。
爆上がりした心拍数のまま、お礼の電話をして、
それを送ってくださった理由を教えていただいた。

ありがたく、むず痒く、嬉しく……やっぱりありがたかった。
そしてなんという清々しいタイミングなのだろうとじんわり。
届けていただいた日は偶然ではあったのだが、
ホッと一息ついて、その日とその翌日は「ごほうびday」としてゆっくりすると決めていた日だったから。
タイミングって大事。

その翌日は、偶然入っていた取材が延期になってフリーになっていた。
こんなご時世だから、取材が中止や延期になることは珍しいことではない。
無理を押して強行しよう……みたいなことがなくなったのは悪いことではない気もする。

実はこの1週間前に、友人からランチに誘われていた。
予定が未確定だったので、その時はまたタイミングをみてにしよう……ということになっていたのだが、
絶好のタイミングがあっという間にやって来た。
タイミングって大事。

日常には、こういうことがチラチラと隠れている。
大それたことでなくても、これってナイスタイミングだと思えると、
お得感がプラスされる気がするのだ。

間が合うとか、タイミングが合うとか、察するとか、そういうなんとなくなものは
数が合う、計算が合う、サイズが合うみたいな、数字的な正しさに比べると
曖昧で評価の対象にはなりにくい。
でもタイミングに敏感になれるのは得意みたいだ。
だから私はタイミング大臣。