日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。
室内履きを持参する機会があった。
しょっちゅうではないので、いざ必要になる時に焦ることは多い。
これが例えば小学生のお子さんがいる親御さんなどは、学校でのイベント・保護者会など専用にたいてい1~2足持っているのだそうだ(内履きまたはスリッパ)。
玄関収納に定位置を作っている人は多いだろう。
そういう機会がないので、慌ててその季節に合うものをネットでポチっとしたりすることもこれまであった。
久しぶりに室内履きを持参することになり、「あ、そうだ!」と思い出した。
実は使っていない室内履きが1足ある。
それは、マジックテープでベリッとやるタイプの介護シューズである。
昨年、義母が施設に入所するにあたり、用意するものの中に室内履きがあった。
夫がネットで購入したそうだが、念のため2サイズ用意したらしい。
日によって足がひどくむくむ時があったから、履かせてみないとわからない、そんな理由だったのだと思う。
大き目がいいかといえば、やはり室内を歩くとなればジャストサイズでないと転倒が怖い。
結果、用意した2サイズの小さいほうが義母のシューズとなった。
もう1足はちょうど私の足のサイズだったから「良かったら使って!」と渡された後は、
シューズクローゼットの一角にちょっと居心地悪そうに収まっていたのだ。
「あ、そうだ!」と思い出し、そのシューズを持参した。
おしゃれとは言えないけれど、そもそもおしゃれを求められていないシーンだったので、
軽いというのはなんとも都合がいい。
そして実際に履いたらとても軽くてサイズもちょうどよかった。
色はネイビーで私の好みじゃないけれど。
そしてなんとなく義母とおそろいだわ! などと思い、ちょっとだけほっこりしたのだ。
サイズから趣味からまるで共通点がないので、「おそろい」などというワードを思い浮かべることもこれまでなかったが、思わずほっこりしたのは、正月以来、面会出来ていないからのせいに違いない。
もちろん帰宅後は、次に使うその時まで、除湿・消臭効果にすぐれたサラウェイシリカシートと一緒に定位置に収納した。
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