私のアンフォゲ飯 PR

「船橋屋」の宇治金時かき氷もわけるくんだった

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誰にでも忘れられない味がある。ふとした瞬間に思い出したり、その味と共に記憶がするするとよみがえったり。あなたのunforgettableな味から記憶を整理します。題して私のアンフォゲ飯。

今回アンフォゲ飯を語っていただいたのは、「わけるとわかるわけるくん」の生みの親、整理収納アドバイザーの大先輩である関美恵子さん。イラスト担当のMiho Nagaiさんとも長年のお付き合いの関先生の忘れられない味とは?

-- 関先生とは食べ物の話もよくしている印象がありますが、これについてはうかがったことがありませんでした。ずばり、忘れられない味、食べ物はなんですか?
 季節外れになってしまいましたが、かき氷です。場所は亀戸駅前の「船橋屋」で、コロナ禍前の2019年以前に食べたかき氷が忘れられません。
孫の家を訪れる途中のこと。その日はあまりにも暑かったので、「船橋屋」のかき氷が食べたくなり、駅前店に立ち寄りました。亀戸天神前にある本店ではなく、今はなくなってしまった駅前店が歩道橋を渡ったところにあったんです。いつもなら歩道橋をわざわざ渡るのは面倒な気がしていたけれど、この日はとにかく暑くて、かき氷が食べたい一心で店に入りました。入ると甘味処なのに意外にも男性サラリーマンが多かったことを憶えています。

-- 「船橋屋」のかき氷、メニューは何を注文されたのですか?
 いつも私が頼むのは「宇治金時」です。たいていどこの店でも宇治金時、抹茶あずきを選ぶことが多いです。「船橋屋」のかき氷は、真っ白い氷とガラスの器に入ったぜんざい、小さいピッチャーに入った抹茶シロップが別々にトレーに乗って出てきました。自分の好みで分量を調節しながら食べられる仕掛けでした。メニューに出来上がりの写真が載っていたので、そんな風に出てくることは知らなくて驚きました。

-- 「船橋屋」の宇治金時氷はどんなお味でしたか?
 あずきが美味しいのは折り紙付きですが、氷はふわーっとしていて、美味しかった。とにかく暑い日だったので、ペロリと平らげました。日ごろから冷たいものが特に好きというわけではないですが、かき氷は年に一度は甘味処で食べます。でもこの年に食べたこのかき氷は特に忘れられないですね。その後はコロナ禍になり、都内に出る機会が減ってしまい、それ以来、「船橋屋」のかき氷は食べていません。

-- あずきがお好きなんですね。いつ頃からですか?
 あずきは昔から大好きです。電子レンジで温めて食べられる一人前の「ぜんざい」を常備しているほど好きですね。甘いものは全般的に好きでケーキなども食べますが、ぜんざいは小さい頃からよく食べていました。母が好きだったのだと思います。私が小学生の頃、母は小豆を煮て冷凍保存していて、疲れるとそれを食べていたことをうっすら覚えています。母とは12歳までしか一緒に暮らしていなかったので、好物を聞いたり、そういう話をした記憶があまりないんです。でも、きっと母が好きだったのだろうと思い、その影響もあるのだろうとここ数年で思うようになりました。

-- ここ数年で?
 はい。そう思ったのは主人がきっかです。私の主人は以前から「グリコ」のアーモンドチョコレートが好きで、大抵常備しています。数年前、主人の母が亡くなった時、家にはアーモンドチョコレートが常備されていました。主人もそれを見て初めて自分の母親がストックするほど同じものが好きだったと知ったんです。そんな出来事があって、私のぜんざい好きは母が好きだった影響かなと感じるようになりました。

-- 遺伝子レベルで好きがつながっていた! それに気づかれたのが実は最近のことだったのですね。
 不思議ですよね。母が煮たぜんざいを、おやつに出してくれていたのか、こっそり出して食べていたのか、子どもの頃のことは全く記憶がないのですが(笑)、やっぱりよく食べていたんだと思います。
先日、知人宅で手作りのぜんざいを振る舞っていただく機会がありました。その知人が「ぜんざいなんてめったに食べないでしょ?」と言いながら出してくれたのですが、「いやいや、しょっちょう食べてるけど……」と心の中で思ったので、あ、そうか、普通の人はそんなに食べないのかと改めて思ったくらいです。

-- ぜんざい好きとしてなにかこだわりはありますか?
 夏場はカップに入った一人用のぜんざいが売られていたりしますけど、一番値段が安いのは避けて、少しだけいいものを買いますね。100円台のものじゃなくて、200円台のを選ぶみたいな、ほんの小さなこだわりです(笑)。

-- わかります。好きなものだから安かろう悪かろうを食べてがっかりしたくない……みたいな気持ちですよね。
 私にとってあずきとかぜんざいは、疲れた時に食べるとホッとする味です。ケーキやクッキーよりぜんざい、おまんじゅうよりぜんざいを選びます。好きだと意識するようになったのは、ここ10~20年くらいのことですが。
実家に帰った時に、妹が母に「冷凍がなくなったから煮なきゃね」という会話をしていたのを聞いて、あずきは常備しているんだなと思ったんです。

-- ちなみに、あずきというと私はカボチャと一緒にたべるいとこ煮とか、冬至かぼちゃを思い出したりもするのですが、関先生はあずき料理も召し上がったりしますか?
 
食べませんね。基本的に混ざっているものがあまり得意じゃないので。

-- なるほど、ということは「船橋屋」の宇治金時が別盛りで分けられて出て来た感じもお好みだったということかも!? やはりわけるくん!!
 
偶然ですけど、そうかもしれません(笑)。偶然といえば、以前、世界遺産のマチュピチュに旅行した時に、同じツアーに参加されていた方の中に、あずき農家のご夫婦がいらっしゃいました。あの伊勢名物に小豆を卸していると言ってました。旅先で少しお話しただけで、その後の交流は特にありませんけれど。

-- お話聞いていたら、すでにあずきが食べたくなってきてしまいましたが、さきほどレトルトの「ぜんざい」を常備されているというお話がありました。
関 
好きなものを常備しておくのは、防災備蓄の観点からも大切ですよね。あずきは缶詰タイプのものもありますけど、缶はゴミがかさばりますし、洗わないといけないものも避けたいです。そのまま冷たくても食べられますし、湯煎もできるのでレトルトタイプのものはおすすめです。私が常備している「井村屋」の「ぜんざい」は自立するタイプのレトルトパックなので、いざという時には器としてそのまま食べられます。缶に比べて賞味期限は短いですが、食べながら保存する、ローリングストックとしておすすめです。

-- やはり整理収納アドバイザーとしてのお話につながりました!! 関先生のお宅では、どこにぜんざいが収納されているのか気になります。次は「船橋屋」でぜんざい、ご一緒してください。

イラスト/Miho Nagai

関 美恵子(Mieko Seki)さん

わけるとわかる研究所 代表
「おかたづけCOTA」代表
モノを整理することを通して、モノからストレスを受けることのない空間づくりとゆとりある暮らしを提案。15年間の学習塾講師の経験を活かし「片づけられる子どもの育成」をめざして活動。
2008年、おかたづけトレーニングキット「わけるとわかるわけるくん®」を考案し、各種講座を企画運営している。静岡県三島市在住。整理収納アドバイザー2級認定講座ほか、各種講座を担当。
​ホームページ/おかたづけCOTA

 

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