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Vol.18『香』

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最近、とある香りにはまっている。
気が付けば、眠る前に必ずシュッとスプレーしていて、自然と習慣になってしまうほど、この香りの虜なのだ。
これまでもルームフレグランスやファブリックミストなどをいただいたり、アロマオイルや香水の類も自分で購入したりするほど、香りものは好きな方。だが、ルームスプレーの類はなかなか習慣づかなかったのに、この香りは特別なよう。

自然を思い出させるジュニパーやヒノキなど木の香りやバラの香りは昔から好き。
母が香水をつけていたこともあり、自分が好きな香水をみつけて、香りを身に纏いたいという気持ちも持っていた。高校生の頃は軽いコロン、大学生になるとフランスに短期留学したこともあり、ちょっと大人びた香り、クリスチャン・ラクロアの「セラヴィ!」をしばらくつけていた。
(ちょっと調べてみたら、この香水1990年から5年しか製造されず、原材料が入手困難となり今は廃盤ということ。すでに私の手元にもないので、また香りを試したくなる。)
20代後半は、BVLGARI プールオム。さわやかな感じが好きでこちらも、数年愛用していた香り。今の仕事を始めた30代半ばからはCHANELのチャンスのオー タンドゥルとオー フレッシュを気分で使い分けしていて、最近はここにJO MALONE LONDONやLE LABOの2つ~3つの香水もプラスされている。

どんな香りが好きなのか?は、感覚だけで選んでいたので今まであまり意識していなかったが、こうして過去から紐解いていくとフローラル系やウッディ系が好きらしい。香りはその人を印象付けるものになるから、どんな香りを纏うかはかなり重要。
プルースト効果を知っているだろうか?すれ違った人の香水で昔付き合っていた人を思い出したり、特定の香りで学生時代を思い出したりするように、香りと関係した記憶が呼び起こされる現象のことをプルースト効果という。驚くのは記憶だけじゃなく、当時の感情も併せて引き出されるということ。だからこそ、自分を表現する香りがあるといいと思っている。

最近はまっている香りの正体は「ホワイトムスク」サイエンスアロマという名の通り、科学的に証明された癒しの効果があるものだ。正直、ここまで習慣化するとは思わなかった。それだけ自分にとって心地よさを感じられる香りということだろう。
これまで使ってきた香水の中のいくつかにホワイトムスクが入っていることを考えるとそれも納得。
使っているのはファブリックルームミストなので、寝室で主に使っている。眠りのシーンでのリラックスは大事。

「香」
・かおり。かおる。かんばしい。かぐわしい。よいにおいがする。
・こう。かおりを出すたきもの。の意

これから暖かくなってくると、さわやかな香りを身に纏いたくなり、柑橘系やベリー系などに好みが移る。春はもうそこ、お気に入りの香りと軽いコートでふわっと出かけたい。

SCIENCE AROMA

書・文・松杏
子供の頃から文字を書くのが好き。小学生で習っていた書道を40歳過ぎて再開。文字の美しさ、墨の表現力に魅了されている。
書と整理収納の共通点は余白とバランス。

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