自分らしさ、暮らしやすさを提案するらしく・おうちと整理研究所 主宰の柳澤とも子が、夫婦で手塩にかけて作る庭と植物についてつづるガーデンフォトエッセイ。
4月に入りついに冬のコートともお別れです。
今年の3月は文字通り、三寒四温で、コートがいらない日とダウンジャケットが必要な日が交互に訪れました。
コートをしまう時期になると、お庭も鮮やかに色づき始め、庭中の落葉樹、宿根草が一斉に芽吹きます。毎年見ている光景ですが、とても心躍る光景です。
3月から咲いていたクリスマスローズやアネモネ、ミモザに続いて、4月に入ると、雪ヤナギや水仙の花が咲き始めます。冬の間は控えめに花を咲かせていたビオラも一気に花が広がり、ヤマアジサイも元気そうな葉っぱを出しています。
これからGWが近づくにつれ、色々な花が咲き誇っていきます。
夫曰く、「今年は草花の勢いが例年より良い気がする」とのこと。秋冬が暖かかったため、春先の成長に影響が出ないか不安でしたが、とても元気な花が多いようです。
私達夫婦が今年一番勢いを感じているのが薔薇です。確かにどの薔薇も鮮やかで強そうな葉をどんどん伸ばし始めています。今年の開花が待ち遠しいです。
私はパーゴラの上に這わせるために植えた藤とつるバラの成長する過程を見守れることが喜びで、毎年、少しずつパーゴラの上を覆っていき、今年はバラと藤でパーゴラ全体に行きわたった感じがあります。バラの花がパーゴラの上に咲き誇るのを見上げるのが今から楽しみでなりません。
庭の風景が毎日毎日変化する4月は、本当にワクワクする季節です。
植物たちは、冬の時期に見えない土の中で、ひっそり、そしてしっかりと準備をして、春に一気に成果を出していきます。
整理収納も納戸の奥のほうや、何が入っているか忘れてしまっているような収納BOXなど、見えない部分を整理することがとても大事です。見えないからいいやと置き去りになっている場所こそ整えていくと、心もスペースもスッキリし、リバウンドのない心地よい空間になります。
毎年暖かくなる春に合わせて、ご自宅の整理も見直してみてはいかがでしょうか?

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