日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。
映画館で予告編を見るとこれも見たい、あれも見たいと思ったことはないだろうか。
実際に見るか見ないかは別としても、予告編は作品との貴重な出会いの一つだ。
事実、予告編製作の専門会社もあるし、予告編を見て帰りにチラシを手に取っていく人もよく見かける。
実際に見るか見ないかは別としても、予告編は作品との貴重な出会いの一つだ。
事実、予告編製作の専門会社もあるし、予告編を見て帰りにチラシを手に取っていく人もよく見かける。
では劇場ではどうだろう。
舞台の予告編は流れない。チラシの束が劇場の名物ともいえたが、コロナ禍でチラシ自体を配布しない劇場も増えた。
開演までのわずかな時間に、チラシを見ながら、「この人出るのね」「こんな作品もあるのね」という作品との出会いの機会はめっきり減ってしまった。でも、立ち止まってばかりでもない。
チラシは公式サイトからダウンロードできるようになっていたり、デジタルチラシやデジタルパンフレットもめずらしくなくなった。
演劇やミュージカルなど、舞台作品のPR動画もすっかり当たり前になった。
SNSで拡散され、ダイレクトに公式サイトやチケットサイトに誘因できたりもする。
舞台の予告編は流れない。チラシの束が劇場の名物ともいえたが、コロナ禍でチラシ自体を配布しない劇場も増えた。
開演までのわずかな時間に、チラシを見ながら、「この人出るのね」「こんな作品もあるのね」という作品との出会いの機会はめっきり減ってしまった。でも、立ち止まってばかりでもない。
チラシは公式サイトからダウンロードできるようになっていたり、デジタルチラシやデジタルパンフレットもめずらしくなくなった。
演劇やミュージカルなど、舞台作品のPR動画もすっかり当たり前になった。
SNSで拡散され、ダイレクトに公式サイトやチケットサイトに誘因できたりもする。
映画は出来上がった作品から予告編が作られるが、
舞台作品の場合はそれが出来ない。
再演作品であれば、前回公演のダイジェストを見せるものもあるけれど。
では、PR動画をどう見るか。
作品の世界観をそこから感じ取りたい。色や匂い(もちろん実際の嗅覚は刺激しないけど)を感じ、音が付いていればそれも自分の五感にどう響くか……を感じ取りたい。
もちろん文字情報も入ってくる。
PR動画を見て、なんだろう? と気になったら、それはもう観劇への準備体操が始まっている。
情報は自ら取りにいく時代と言われている。
でも取りに行った先で使うのは、分析より想像力であるといいなと思う。
想像力は期待になる。
それを見つけた自分への期待にもなる。
舞台『アーモンド』は2月25日(金)~3月13日(日)まで、東京・三軒茶屋のシアタートラムで上演される。
PR動画を見て、あなたの想像力と期待はどう膨らむだろうか。