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サマソニ2025体験記⑥_芝生に寝転んで、川べり歩いて

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日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

人生初の「SUMMER SONIC 2025」通称サマソニ参戦。
軽い熱中症で救護スペースにお世話になるも、復活してライブ楽しんで、なんだかんだとフェス飯も楽しんだのが前回。

サマソニ2025体験記⑤_ありつけるのか、ソニ飯日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。2025年夏の大イベント、初めて夏フェス「SUMMER SONIC2025」に参加した一日の記録をつづります。その⑤はようやくの昼ご飯。はじめての参加で混雑状況も含めて勝手がわからないなか楽しんだという話。...

幕張メッセは昔、仕事でよく訪れていた場所だ。展示会を取材するために、カメラを提げてあっちこっちを歩いて足を棒にしたっけ。
「PRESS」と書かれたパスを首から下げるのは、ちょっとミーハー心がくすぐられて、そんなことで喜べた私ってなんか安上がりだったなぁと思い出す。

フードエリアを抜け出して、ホール9~11へ移動することにした。お目当ては夕方のPACIFIC STAGE。この日のPACIFIC STAGE、よくよくラインナップを見ると、Da-iCEがいたり、OmoinotakeとかFurui Riho、ラストはNiziUなどメジャーな人たちがズラリ。
そうなのだ、サマソニってば気になるアーティストが目白押しなのだけど、体は一つだからそんなには観られないってのがあるんだってこともよーくよーく学んだ。
で、私たちはしばしの休憩を取りながら、時間を過ごすことにした。
PACIFIC STAGEの手前にはフリースペースがあった。手前にはテーブル&ベンチもたくさんあって、ホール奥には人工芝を敷き詰めたスペースも。ここでは靴を脱いでくつろぐ人たちが大勢いた。
私はここでホールのどこもかしこも長蛇の列になっているトイレに並び、夫には芝生でのんびりくつろいでいて! と場所取りを頼んだ。
場所取りと言っても熾烈な感じは一切なくて、すごくリラックスしている。
奥のビジョンでは、マリンスタジアムのMARINE STAGEの様子が音声ありで流れていて、カミラ・カベロが歌っている。

女子トイレが長蛇の列になるのは仕方ない。この暑さだから、メンテナンスにも時間がかかるしね。列の近くに自分と同じ柄のTシャツを着ている人がいると、心の中で「ちはーっす」みたいな気分になり、その他のシャツやバッグを見ては、この二人組はあのアーティストが一番のお目当てなんだな! なんて思って、長い列が進むのを待った。

ようやく芝生スペースに戻った。そこでは、お隣のPACIFIC STAGEの音が聞こえて、遠くにビジョンが見える。SKY-HI率いるBMSG POSSEのステージが始まった。始まる前からどんどんホールに人が集っていたが、演奏が始まるとそこからさらに人が吸い込まれていった。「え、何、何? え、見たいんだけど……、え、行こうよ!」みたいな感じね。

で、私たちと言えば、そのまま芝生にベタっと座りながら音だけ(時々ビジョンを観ながら)楽しんだ。そうやって楽しんでいる人も大勢いた。
「うーん、なんかこれもフェスって感じでいいよね!」
寝ててもいいよと言ったら、ちょっと横になると言って休んでいた夫は、BMSG POSSEの超絶テクニカルなラップがつづく2曲目から最後まで、しっかり昼寝していた。
朝早かったし、熱中症案件でお世話もしていただいたしね、いいんですよ、今日は自由に初めてのフェスを楽しむ日なのだから。

日差しを避けて、疲れが溜まった体を少し休めて、耳はゴージャスに楽しむ時間を過ごした後は、再びマリンスタジアムを目指す。
今回のSUMMER SONICに行こう! と決め切れた最大の理由、アリシア・キーズのSTAGEを見るために。時間にはまだまだ余裕があるから、焦る必要はない。でも、極力無駄な動きは避けたいなと思い、少しだけ予習していた幕張メッセ-マリンスタジアム間の移動ルートを行くことにした。
9-11ホールを出て、浜田川沿いを行くルートだ。西日が出る頃、まだまだ蒸し暑い。でも川沿いは混雑も少なく、動きやすい。何より朝より距離感がわかっているから気持ちが楽なのだ。予習は大事、そして何より経験は大事!

スタジアムに到着すると、しきりにアナウンスされていたのが
「スタンド席は大変混雑しているため、入場されてもお席がない場合がございます!!」だった。
えー、そんなことある? と思ったが、入口からチラリと中を見たら、嘘じゃないスタンドは人・人・人だった。(翌日とかに、この日最初のMrs.GREEN APPLEの時もそうだったと知ったわけだが)
その時スタジアムでパフォーマンスをしていたアーティストは、韓国の4人組ガールズグループaespa。
「aespaってすごいんだね、いや、aespaすごい人気なんだねー」と呟きながら私たちはスタジアム外の売店で購入した苺シェイクを飲みながら、フィナーレとなるラストステージを待つことにした。
(まだつづく)