クリッセイ PR

編集後記2025.10

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。
今月の「エンタラクティブライフ」を振り返ります。

なんだったんだろう10月……。
編集後記を書く時、当サイトの1カ月を振り返りながら、自分の手帳をめくってみて、うんうん、そうだった……となるんですが、ちゃんとそれなりに充実でした。
うん、そう。でもなーんか忙しなかったよなぁ。先月の編集後記の最後に、

10月はエンタラクティブライフ的、メモリー月間です。たくさんの記事をお届けできるように励みます!

と書いておりました。お陰様で4周年。5年目に突入した月だったので、いろいろ考えていたのですが、予定は未定を地でいきました。
そんなわけで、メモリー月間は11月に持ち越すとします。
あ、でも今月から編集後記のアイキャッチが変わりました!!

描いてくれたのは、このサイトの相棒・イラストレーターのムタグチユキさんです。
彼女とは長い付き合いなので、オーダーも比較的ゆる~っとしています。

オーダーはこうでした。
思いつきワード。
背景-手帳の1カ月、そこに印がついているようなイメージ(ウェブマガジンの更新的な意)
頬杖・横向き・ワタクシ みたいな感じとかがいいかなぁー

何度も言いますが彼女とは長い付き合いなのと、編集後記用のアイキャッチをお願いするのは2度目なので、こんな思いつきワードでお願いしちゃったわけです。普通にプロにお願いする時は、「こんな感じ」っていう画像などがあるといいと思いますよ。
もしくは優秀な編集人に間に入ってもらうか……。

で、彼女から今回のイラストが2パターンあがってきました。
そこから好みをチョイス。この時、どうしてそちらが良いと思ったかの理由を軽く記す。これ大事。選ぶのには理由があるってことを自分にも相手にも伝えることで、それはその先、意味を持つことになるからです。
そして一つだけリクエストしたんです。あがってきた私のイラストは丸首のシンプルシャツのデザインでした。

「首もとほっそり描いていただいて嬉しい。この首目指します。
強いて言えば丸首があまり馴染みがないから、やや肌着感があるみたいな細かいことだけ汗
どうすればいいのかのアイデアはないのだけど」

そうして描き替えてくれたのが、このアイキャッチです。どうです?
なんか私らしくなってますよね。
プロってすごいなーと思いつつ、依頼する私もプロなので……などと、たまには自慢させていただいて。こういう裏のことって実は知られないからカッコイイと思ってやっているんですけど、たまに主張しないとAIに負けかねないのでね(笑)。

さて、前置きが長くなりましたが、10月の「エンタラクティブライフ」を振り返ります。

ブックレビュー「アトリエMの本棚」は馳 星周さんのエッセー。「走ろうぜ、マージ 」を紹介。走れ、じゃなくて走ろうぜって言葉が泣ける。いちこさんは、大の動物好きで写真の「さくら」は彼女の愛犬。小さくって、真っ黒でまんまるのおめめで可愛い。私もちょっと抱っこさせてもらったことがある。ぷるぷる震えてた~。愛犬家の皆さんからの「いいね」も多かったブックレビューでした。

走ろうぜ、マージ / 馳 星周アトリエM_こばやしいちこによるオリジナルブックレビュー。たくさん読んだ本の中から、読者におすすめの一冊をご紹介します。今回は馳 星周さんの愛犬との暮らしを綴った「走ろうぜ、マージ 」をご紹介。 ...

秋色のガーデンマムの画像も美しい「私のおうち・大切なお庭」は、とも子さんとご相談して、「追いつけばいい」というタイトルにしました。なにが? と気になりつつ、「~~いい」という、ゆるしというと大げさだけど、ちょっとやさしさを出したかった。
とも子さんが書かれていたエッセイの内容を読んで、そんなことを提案しました。
ひと目で中身がわかる簡潔さが大事になることもあるけれど、なんだろう? と思わせつつ独りよがりにならないことが、タイトルやキャッチには必要かなと思っています。
理想は、その方の文章を読んで「次も読みたい」とか「この人に会ってみたい」とかいう思いがつながれば最高。簡単なことじゃないけど、世界のどこかに一人でもそういう人がいたら、最高だなって思うんです。
追いつけばいいって何に?  と思った方はぜひご一読を。

追いつけばいい自分らしさ、暮らしやすさを提案する株式会社くらしく 代表の柳澤とも子が、夫婦で手塩にかけて作る庭と植物についてつづるガーデンフォトエッセイ。 第26回は、本格的な秋の庭づくりに向き合いながら感じたこと。「追いつく」という感覚についての整理収納&部屋づくりとの接点のお話。...

今月は観劇レビューも2本書きました。
どちらもお仕事で関わらせていただいた作品ですが、そんな時こそ「知っていること自慢」にならない文章をめざします。
佐々木蔵之介さんの一人芝居と、薮宏太さんをはじめとする11人が会社内で奮闘する群象劇、まったく違うタイプの作品のレビューです。

五感と感情が包まれたのに、佐々木蔵之介ひとり芝居『ヨナ-Jonah』ステージには神様がいるらしい。 だったら客席からも呼びかけてみたい。編集&ライターの栗原晶子が、観劇の入口と感激の出口をレビューします。 今回観た作品はPARCO劇場で上演された中井貴一さん主演の舞台『先生の背中~ある映画監督の幻影的回想録~』。 小津安二郎映画を、絶対に観たくなる作品でした。...
同じことの繰り返しのような日々に愛をこめて。音楽劇『MONDAYS』ステージには神様がいるらしい。 だったら客席からも呼びかけてみたい。編集&ライターの栗原晶子が、観劇の入口と感激の出口をレビューします。 今回観た作品はPARCO劇場で上演された中井貴一さん主演の舞台『先生の背中~ある映画監督の幻影的回想録~』。 小津安二郎映画を、絶対に観たくなる作品でした。...

ドラマレビュー「ひつじのまなざし」は、草彅剛さん主演の「終幕のロンド もう二度と、会えないあなたに」を整理収納アドバイザー目線でレビュー。実家の片付けとか、生前整理とか、遺品整理とか、ワードは世の中に溢れているけれど、アプローチはいろいろあって、事情もいろいろある。ドラマのようなことが自分の身には起きていなくても、そこには必ず大切にしたい何かがあるのではないかと思います。モノなのか、記憶なのか、感情なのか……。ドラマレビューはそんなことを考えるきっかけのひとつになるかもしれません。

「終幕のロンド もう二度と、会えないあなたに」に観る整理収納ひつじPlanning、整理収納アドバイザーのみのわ香波さんが、テレビドラマに観る整理収納を毎回、分析・解説する!? ちょっとニッチなドラマレビュー。 今回はカンテレ月曜ドラマ、草彅剛さん主演の「終幕のロンド-もう二度と、会えないあなたに-」。シングルファーザーで遺品整理人の主人公がさまざな死と向き合う物語。残すもの、遺されたものから見えてくるものとは…を整理収納アドバイザー目線でご紹介しています。...

隔月更新の松杏さんによる「気整楽の書」
10月最後の日に更新しました。松杏さんにお会いすると最近の暮らしや習慣についてお聞きすることが多い気がします。ねえねえ、聞いて聞いて! という感じで話す方ではないのに、つい耳を傾けてしまうんですよねー。今月の書も、なるほど……うん、大切だわと納得。こんなことを書くと、「え、私なんにも特別なことしてないよ」とナチュラルに返してくれそう。

自分が大事にしていることを伝えてもらえるって幸せなことだよなと思うのです。

Vol.22『習静』―静けさを習うことで、暮らしが整う。書家_松杏が「ケセラセラ」の気分で、今、心に響く言葉を書き下ろす、書と解説文。 連載第22回目の書は、読むだけで心が整ってきそうな言葉。松杏さんの新たな習慣も知れるショトエッセイです。...

私のアンフォゲ飯」。今月は、整理収納アドバイザー仲間で、ルームスタイリストの三ツ井さくらさんの忘れられない味と記憶をお話いただきました。イラストの参考になるかもと、思い出の味を久しぶりに作って写真を撮って送ってくださいました。あぁ、食べてみたい。お母様との思い出には、当時を知るお友だちからも「なつかしいね、憶えているよ」とさくらさんの元にメッセージが届いたのだとか。
最高に嬉しいですね。そういうコミュニケーションが動き出す企画だと思うので、そのご報告もいただいて、感激しました。
よく、「思い出の味とか、私には特にないなぁ」と口にされる方多いんですが、たぶん、絶対、そんなことないと思いますよ。なんなら私、お話聞きますけど。

揚げ出し高野豆腐と絵本「お母さんのいない夜」誰にでも忘れられない味がある。ふとした瞬間に思い出したり、その味と共に記憶がするするとよみがえったり。unforgettableな味から記憶を整理する私のアンフォゲ飯。 今回はルームスタイリスト協会 代表理事で整理収納アドバイザーの三ツ井さくらさん。若くして亡くなられたお母様の料理と今も大切にする思い出の一冊についてお話しをうかがいました。...

冒頭に書いた今月が忙しなかった理由につながることを、栗原のエッセイ「クリッセイ」で書きました。まだもう少しだけ続く予定です。

まさかのセルフ119日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。10月に起きた、夫と痛みとのたたかいについてのその① ...

皆さま、お読み忘れはございませんか?
11月は心穏やかに楽しくお届けしたいなぁ。ぜひ5年目のエンタラクティブライフを引き続きよろしくお願いいたします。