日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。
わが家では、夜になって突然の内職タイムが訪れる。
正確には、内職のような袋詰め作業といったところだろうか。
それは義母に処方された薬を仕分けて、朝・昼・夜と1日3袋に薬を詰めるもの。
とにかく地味な作業で、でも関係ないことをしゃべったりしながらやると
日にちを書き間違えたり、小さな薬粒を床に落としてしまったりするので
ほぼ無言で作業を進める。
4年前、整形外科病院から退院して、真っ先に行なったのがこれらの薬を入れるための
ケースづくりだった。
義母宅に嫌というほどあったプラケースを活用した。
引き出しに入れて使う文具類やカトラリー用のサイズのケースに、仕切りを入れて、月、火、水、木という風に、小部屋を作った。
先日、改めて薬置き用のケースを見たら、簡易的に厚紙に書いて貼っていた
月や火が取れていて、土も取れかかったっけ。
外に向けていないどころか、義母に向けているわけでもない収納なので、
見た目は気にしないけれど、そろそろ曜日のラベルは書き直しても良さそうだ。
2週間分の薬を詰め終えて、今日はおしまい。
実は単純作業はキライではない。
わける作業もキライではない。
このキライではないけれど、大好きなわけではないこの作業をなんと呼べばいいだろう?
このキライではないけれど、好きでもない時間をどう捉えればいいだろう?
少しだけアルコールが入った状態で作業したからか、
少し酔いが回ったようだ。