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傷を見てきづくこと

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日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

レンタカーの話をもう少ししよう。
レンタカーを借りる時、必ずすることは、車の操作確認と傷チェックである。
車の周りをぐるりと見ながら、傷がついているところにスタッフさんがチェックをいれていく。
気になるところがあればこちらから指摘して、チェックを足してもらう。
後で、トラブルにならないためだ。

飛び石などによる小さな傷はスルー案件。
あらぬ疑いをかけられたことはないので、なんとなく形式的なやりとりにはなっている。

同じ車種を借りることも多いので、「この車にはここに傷があるよねー」と覚えていることもあるのだが、私がよく利用するガソリンスタンドの中にある店舗では、
簡単なキズ修理をする場もあるからか、この間まであった傷がすっかりキレイになっている
ということもそれなりにある。

でもこの傷チェックの時に感じるのが、結構カンタンに傷つけてるな……ということ。
よく傷がついている箇所

・サイドミラー
横にスーッと傷がいってることがある。

・ドア アウターハンドル
取っ手の付近にちらっとある。ドアを無造作に開けて壁にガリッとするのか。

・リアバンパー
荷物を出し入れする時にガツンとやるのだろうか。

・リアバンパー
慣れないバック運転の時にガスッっといっちゃうのかな。

その他、フロントになにがしかある場合は、結構な申告案件だろうから、
そこはあまりないような。

実家の車に乗っていた頃、ぶつけた経験もあるので大きな口は叩けないが、
レンタカーの方が安易に傷がいっている気がする。
これ、自分のものだったら、こうはいかないよね、と。

最近、私がレンタカーに乗る時は、義母を乗せることがほとんどなので
特に気をつけて声かけしているのは、駐車した時に
「ドアを開けないで待ってて!」ということ。
積み込んだシルバーカーを降ろす作業もあるので、面倒でも必ず声をかけるようにしている。
昔は自分で運転して、結構遠くまで通勤していた義母、
独立心が旺盛でせっかちなところもあったので、
声かけをしないとサッサと開けようとした時代もあったのだ。
最近はすっかりお姫様である。

話を戻そう。
前回なかった傷が、新たについていたりすると、
レンタカーだから結構雑に扱う人もいるんだろうなと思うのだ。

モノに対して、人は案外傲慢だ。
独占欲があったり、
軽んじたり、
神経質になったり、
無意識だったり。

他人から借りたものだったら、そんな風に扱うだろうか。
そういうのが面倒くさいから、人からモノなど借りないようにしている……という思考になる人も多いのかもしれない。

性善説も性悪説もあまり偏っては考えたくないが、
モノに対してどう向き合うか。
レンタカーの傷を見ながら、少し考えた。

何より、この先も傷をつけないように、明るいレンタカーライフを送りたい。