日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッ
セイ、つまりクリッセイ。
私が住む町(市)には、市の非公認キャラクターという超有名な妖精がいる。
そう、ふなっしー。
今年は地上降臨10周年らしく、地元のデパ地下ではコラボ商品(パンとかマカロンとか)が発売され、イベントスペースでは、展示も行われている。<~8/29(月)まで>
私は自己紹介の時によく、「生まれも育ちも現住所も船橋」と言っている。
よほど地元愛が強いと思われるだろうか。
船橋というと、「ららぽーと行ったことありますよ」と言われる率が最も多かった。
今では大きいショッピングモールが各地にあるので、話題にもならないし、
実は言うほどよく行っているわけでもない。
しかも、船橋の名は早々に捨てられ、TOKYO-BAYという地元民が言うのはとても恥ずかしい名になっている。
まあ、これもネタにしているからいいのだけれど。
と、こうなるともう船橋といえば、「ふなっしー」一択だ。
梨の妖精である彼は、知名度抜群、正統派ゆるキャラの「くまモン」や「ひこにゃん」などに対して、非公認キャラとしてフットワークよくどんどん活躍の場を広げてきた。
当初は苦笑される存在なのかと思っていたのだが、ある時、整理収納イベントに参加した時にふなっしーのパッケージのクッキーを持参したら、予想外に人気があることを知った。
「わー、ふなっしーだ!クッキー交換したいです」
「ふなっしー大好きなんです!!」
交流の場だから、もちろん社交辞令はあっただろうが、その時に私は一気にふなっしーへの信頼度がブシャーッとあがった。
人気、ホンモノなんだわと。
地上降臨10周年展では、初代の着ぐるみ(ふなっしー1号機)が展示されていたり、
ふなっしーの私物コレクションも展示されていた。
私物には茶器や刀剣などがある。
たしかふなっしーは、家具にも造詣が深く、北欧家具やミッドセンチュリーなどとても詳しい。
10年続けるってすごい。そして私のように住み続けている割にさほど地元愛がない人が多いこの街に、彼がもたらしている経済効果は相当だと思う。
今、梨が店頭に並ぶ季節だが、ふなっしーのイラストが描かれた化粧箱に入った贈答品用の梨は、毎年早々に売り切れる。
そして、今年は地元のローカル線(新京成電鉄)にラッピング車輌まで登場している。
船橋なら2784、ふなっしーは274。
8がない。
梨の実をつけるのに大切な蜂はあえてはずしているんだね、なんてこれまた勝手なアトヅケだ。
才能あふれる梨の妖精だから、このあたりはもしかしてすでにストーリーがあるかもしれないけれど。
地上降臨10周年おめでとう!