日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッ
セイ、つまりクリッセイ。
ピザを食べる時、いや、注文する時、何をセレクトするだろうか?
気づいたら、宅配の場合は、4種類が乗っているクォーター、ピザ店ではハーフ&ハーフを注文することが圧倒的に多いことに気づいた。
理由は明白。いろいろ食べたいからだ。
飽きるから……というのもあるかもしれない。
ちょっと割高でもそれを選択してしまうというのは、なんか乗せられている気がして
悔しいような、でも気持ちよく乗せられてやるぞーというような。
その昔、イタリアに行った時のことだ。
皆でピザ屋さんに入って各々注文することになった。
そのグループ内で日本人は私たち3人だけだった。
メニューを見ながら、「ハーフ&ハーフみたいなのはないんだね」
そんなことを言った気がする。
日本語でひそひそとね。
その他の人たちは、それぞれ食べたいピザをさっさと注文した。
私たちは3人で2枚(2種類)のピザを注文した。
「え、それだけでいいの?2枚しか頼んでいないじゃない!」みたいに驚かれたが
「いいの、いいの、私たち小食だから、ブハッ」みたいな返しをして、
オーダーした品が運ばれてくるのを待った。
ちなみに、ブハッな会話は、英語が堪能な友人におまかせしていた。
皆が頼んだピザが次々に運ばれてくると、皆、ナイフとフォークでガンガン食べた。
それがイタリアでの食べ方らしい。
取り分けなんてことは最初からなく、途中で味に飽きて交換なんてこともしていなかった。
何より、驚くほど大きいピザを男女関係なく、皆、ペロリと平らげていた。
私たちと言えば、2種類のピザをいつものようにシェアしながら食べた。
ナイフとフォークで真似しながら食べたけれど、うまく使いこなせなくて、
その分いつもより美味しさは減っていたかもしれない。
イタリア旅は3人だったのだが、食に関しては特に3人がベストだったねと私たちは度々口にした。
ピザは1枚を2切れずつ食べられる。パスタは程よいサイズで「美味しかったからもうちょっと食べたかったね」くらいですむのが結果的にベストだった。
おいしいものを少しずつ食べたいという気持ちも文化だし、
定番を抑えつつ、変わり種にチャレンジしたいという気持ちも食の楽しさと言えそうだ。
いちいち理由はいらないかもしれないけれど、
なぜハーフ&ハーフにするのか、自分なりの理由があって、説明できるぞと思ったら
100円増しは全然高くないぞと思える。