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求ム地元の味

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日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

地元の味、という響きに憧れがある。
これは間違いないから! とか言いたい、自慢したい。
でも昭和40年代以降ベッドタウンとして人口増加したわが町には、
これといって自慢するもの、味がないなと思ってきた。

そもそも、1日のほとんどを都内で過ごす、千葉都民なんていう言葉があるくらいで
地元密着の何かに触れること自体が極端に少ないまま育ったのだ。

そんなわが町・船橋で数年前から私が好んでわが町の味だと自覚しているのが、
にんじんと小松菜だ。
オンリーワンの食材では決してないので、ピンと来ない方の方が多いだろう。
でも、船橋にんじんは甘味が強く、その季節にしか生産されない「船橋にんじんドレッシング」は最高だ。

小松菜は西船橋近辺で多く生産されている。船橋周辺の居酒屋では、小松菜ハイボールなるものが提供されていて、これがとても飲みやすくて美味しい。

このふたつの組み合わせは、ビジュアルもとてもいい。
オレンジとグリーン。私の好きな色だ。

先日、地元の駅ビルに入っているスパゲッティミートソース専門店で、小松菜パスタとにんじんパスタのハーフ&ハーフを注文した。
ミートソースはトマトベースとデミグラスの2種類。
可愛いサイズに器に入ったスパゲッティが2皿運ばれてきた。

生パスタのため、すばやくソースと麺をかき混ぜてよく絡ませてくださいとある。
運ばれてきた瞬間にテンションが上がったのに、ここから先はスピード勝負だ。
フォークに麺をからませて、一口。
こっちの皿の麺を一口。
律儀に交互に食べたから、結果的ににんじんも小松菜も、あまり強く感じることができなかった。
ハーフ&ハーフを頼むのは失敗かも!?

でも、人ってこのハーフ&ハーフに弱い気がする。
なぜだろう? 一粒で二度おいしい、なんてキャッチコピーが流行ったくらいだから
やっぱりお得感があるのかな。
そういえばつい先月もこんなこと、書いていたっけ。

ハーフ&ハーフな理由日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。 ピザ店で頼むのはたいていハーフ&ハーフ。宅配ならクォーター、その理由について考えてみた。イタリア人はどうなの?という問題も含めて。...

でもとりあえず、地元の味を一度に堪能できた。
ここから先は言い切るしかない。
おすすめだと言って、自分の中でこれが定番だと言っていくのだ。

オレンジとグリーンだから、クリスマスとかにもいいぞ。
そしてやっぱり気になるみなさんのところの地元の味。
困った時はやっぱりこれ!という地元の味、求ム。

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