日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。
義母宅に車で向かう時に、いつも利用するPAがある。
コーヒーが美味しいから……がその理由の一つ。
コーヒーおみくじ~ブラジル日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。
4年前にイベント用に作成したコーヒーおみくじが出てきた。
豆の種類ごとに書いたメッセージを、短期集中掲載。今回はブラジル。...
そしてもう一つ。いつもいいなぁと思うことがある。
誰もいなくて怪しまれずにすみそうだったので、こっそり写真を撮ってきた。
PAのトイレだ。
いつも清潔で、あぁ、掃除が行き届いているなぁと嬉しくなる。
PAお馴染みの!? こんな風に便器に乗らないでのイラスト解説なども貼りだされているけれど、
ここのトイレに入って不快に感じたことは一度もない。
そして、それを上乗せしてくれるのが、手洗い場である。
ここにはいつも花が活けてある。
大袈裟なことはない。季節の花だ。
何より素敵だなと思うのは、そこに活けられている花や枝の名前が
名札のようなカードに書かれて添えられているのだ。
本屋さんのPOPに愛を感じるのと似ていて、
これを活けた方の花を愛する気持ちが伝わってくる。
枝) 花)葉)と書き分けてくれているのも親切だ。
せっかくなら名前を憶えて帰ろうか……という気になる。
たまたま知っている花や枝が活けてあったりした日には、
「うんうん、知ってる知ってる」とちょっと自慢気に思えたりするのもまた楽しい。
PAのトイレの利用客、その滞在時間はほんのわずかだ。
それでもそのわずかを心地よくというこの取り組みが素敵だ。
そういう思いでいろいろなことに取り組めたら、たくさんじゃなくて
何か一つでもそういう思いで取り組めたら。
その気持ちを抱えながら、高速を駆け抜けた。