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麗しのアフタヌーンティーへ_その②

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日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

初めて「ここのトイレなら住める」と思ったホテル、パークハイアット東京へ
麗しのアフタヌーンティーを楽しみに行ったいきさつの話が前回。

麗しのアフタヌーンティーへその①日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。少し前から大人気のホテルでアフタヌーンティー。流行りものには乗らないタイプの私が、そのプランに参加した経緯とは。...

41階のピークラウンジに着いた。
出たっ、どっしりとした低重心のソファだ。
瞬間思う。応接室とか校長室とかにある重心の低いソファは、大きい体の私にとっては、
体がめりめりっと沈み込むので苦手だった。
だからと言ってハイスツールが得意なわけではない。
フツーの、とにかくフツーのダイニングチェアでいいのだ、私は。

しかし、天下のパークハイアット東京のラウンジソファは予想したようなヘタリ感などもちろんなく、ちゃんと体をホールドしてくれる感じだった。

周りを見渡すと、アフタヌーンティーを前に特別な感じではしゃいでいる人たちはなく、
それぞれのテーブルでリラックスしながら、おしゃべりに花を咲かせているようだった。
ノースリーブ女子もチラホラ。
なんとなくいろいろ合点がいく。
おっと、この調子で書いていると、麗しのアフタヌーンティーにたどり着けなくなってしまうぞ。

メニューを開くと、ものすごい数の飲物名が並んでいた。
アフタヌーンティーはすでに予約してオーダーすることが決まっていたから、
その数多くの飲物メニューから1杯目を何にするか決めるのがスタートだ。

コーヒーは5種類。
きっとオーダーするけれど、アフターヌーンティーなのだから、やはり最初は紅茶だろうな。

煎茶も6種類。
月ヶ瀬ファーストフラッシュなんてフレッシュで美味しそう。でもアフタヌーンティーなのだから、やはり最初は紅茶だろうな。

紅茶のページに来た。
INDIAはダージリンとアッサムで6種類くらい、SRILANKAはヌワラエリアとウバの各1種類。

このラウンジのセレクションとしてブレンドやアールグレイが3種類。ハーブティーも5種類ある。

「アフタヌーンティーなのだから、やはり最初は紅茶だろうな」
もう何度目かのつぶやきをして、ダージリンのナムリングアッパー茶園 夏摘み 2019年をオーダーした。
正直なことを言うと、このメニューは今、記憶を頼りにラウンジのサイトを見ながら書いている。取扱いの茶葉がもしかしたら違っているかもしれない。
いつもなら割と写真で記録したりしそうなものだが、それがないところを見ると、
この麗しのアフタヌーンティーに興奮していたのだろう。

落ち着いた風を装ってオーダーすると、まもなくダージリンティーが運ばれてきた。
そして、お待ちかね、あの例の三段のスタンドがやってきた。

麗しい、なんと麗しいのだろう。
この日ご一緒した先輩は、前日までに「アフタヌーンの楽しみ方」的マナーを調べてきたそうで、「この順番でいただくんだよね」なんて確認しながらこの見目麗しい皿に手を伸ばした。

食は記憶を呼び覚ます力があることは、当webマガジン「私のアンフォゲ飯」でもお伝えしている通りだが、私もこのスタンドを見て、はじめてアフタヌーンティーに出会った時のことを思い出した。

場所は銀座4丁目交差点、三愛ビルに入っていたトワイニングティーサロン。
あれはいったいいくつの頃だったろうか。
いわゆる鳥かごみたいなあのティースタンドを初めてみた時、そこに乗っているキュウリのサンドイッチの小ささに驚き、スコーンのクロテッドクリームの美味しさに感動し、
さんざんスイーツを食べたのに最後に小さな焼き菓子が別皿で出てきたことに意味が分からなかった。
価格はいくらくらいだったろうか。でも、若者だった自分たちにとって、お茶にその金額を支払うこと自体にドキドキしたことをちゃんと覚えている。
我ながら、いいお金の使い方をしたな、なんて思う。

この時のアフタヌーンティーは「さくら」がテーマ、チェリーブロッサムアフタヌーンティーだった。
今年は桜の開花も早かったから、なんとなく「今さらさくら?」という感じもあったが、
ピンク色やダークレッド尽くしのお皿は、文句なく美しい。

テーブルにはフィンガーフードのトレーも並び、ティーポット&カップもあるからなかなかにしてギュッとしていた。
ピカピカに磨かれたずっしり感のあるシルバーがお皿にぶつかってカチンと言わないようにドキドキしたりもする。

3人で目くばせしながら、なんとなく同じペース、同じ順番で食べる感じが、初々しい。
いや、自分で言うことでもないけど。

そうして麗しのアフターヌーンティーは続いた。
せっかくだからもう少し書きたいな。

ということで、つづく。