日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。
新宿の東急歌舞伎町タワーには、ホテル、ショップ&レストラン、ライブホール、アミューズメントなどエンタメ機能がギュギュっと詰まっている。
とは言っても、日ごろ頻繁に足を運ぶエリアではなく、これまでに訪れたのは、6~8階に入っているTHEATER MILANO-Zaに一度訪れただけだった。
先日、このタワーの9~10階に入っている109シネマズプレミアム新宿を利用した。
「これまでの映画館の常識を覆す、上質な鑑賞環境とおもてなしで、こころゆくまで映画の世界に没入頂けます。」
という触れ込みの通り、とにかくラグジュアリーな空間で、贅沢な映画鑑賞を経験してきた。
この映画館を利用するなら、開映時間ギリギリにいくのはあまりにももったいない。
余裕を持って入場し、ロビーで始まるまでの時間をゆるりと過ごしたい。
映画を観る人だけが居られる空間で、QRコードを差し出せば、飲み物とポップコーンがお替わり自由だという。
まあ、そうは言ったって、そんなにたくさん食べられるものじゃぁないけれど、
ポップコーンと炭酸飲料みたいな「ザ・映画館」を楽しんでから、映画館に入る時にはホットコーヒーと共に……なんていうのがいい。
ドリンクバーではない、カウンターでオーダーして、一人ずつ提供してくれるのだ。
う~ん、プレミアム。
スクリーンでは、音にとことんこだわったプレミアムピュアサウンドシステム[サイオン]が導入されている。
監修は今年(2023年)3月に亡くなられた坂本龍一さんが手がけられている。
シアターの中には3面ワイドビューシアターという左右の壁面にも映像が投影されるScreenXもある。
かなりの迫力で、映像と音響の中に埋もれる気分を味わえる。
体調が悪い人とかだと音や映像に酔うかもしれない。
はじめて映画館でドルビーサラウンドを体感した時のことを思い出したりした。
(ちなみに、現在のドルビーサラウンドは、なんかいろいろもっとすごいらしいのだが、ここでいうのは初期、1990年代に登場したもののこと)
映画館でSLが走る映像が流れ、汽車が右から左に通過していく音を耳で実感するあの体験。ウォーッと声が出たような記憶がある。
そこから進化に次ぐ進化を遂げ、素人では気づけないレベルの進化をきっと見せているのであろう音響システム。
詳しいことはわからなくても、プレミアムシアターで見れば、それもこれもまるっとプレミアムなのだ。
シートも独立していて、むしろ誰かと一緒にいても話などしづらいくらい1席ずつの空間が確保されている。
上映後、ロビーに戻りお手洗いを使用した。
サインがなんともシャレていた。
最近の新しい施設のサインは、おしゃれ過ぎてなんなら判別しにくい……なんて皮肉があったりもするけれど、いや、お手洗いに関してはユニバーサルデザインのこととか、ジェンダーのこととか、なかなかどうするのがいいのかは議論の分かれるところだが、
109シネマズプレミアム新宿のトイレの入口サインはコレだった。
紳士淑女バージョンだねぇ。
エンタメだなぁと感じて思わず写真に収めた。
もちろんお値段もそれ相応にプレミアム。
私はそう頻繁に利用できそうにもないが、それでも利用する機会があるときは、たっぷりプレミアムに触れて満喫するほうがいい。
調べたところ、9月22日~11月2日まで、劇団☆新感線の『ゲキ×シネ』の10作品が一挙上映されている。
劇場で観た作品も結構あるし、見逃した作品もある。
劇団☆新感線の『ゲキ×シネ』は見やすくて迫力も満点なので、興味がある方はこの機会もオススメ!