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ノンノンチョコレート

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日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

ハッピーで美味しそうなチョコレートの話題をたくさん見てたら、急に思いだしたことがある。
「そういえば、アタシ、チョコ断ちしてたことあったわ」

今から何年前のことなのかも、どのくらいの期間していたのかも正直まったく思い出せないのだけど、
たしかにしていた、チョコ断ち。
しかもまあまあな期間。

理由はなんだったかも思い出せない。
何かの願掛けのつもりだったろうか。
ただ、これはとても憶えている。なぜ、チョコだったのか。

私が無類のチョコ好きだったから?
答えはノンノンだ。
普通〇〇断ちといったら、好物をきっぱりとやめることを言う。
改めて調べれば、
「断つ」……これまで続いていた物事・関係などをやめて終わりにする。つながり・縁を切る。例「酒を―・つ」
こんな感じだ。

この文字を使った、ものを断つという意味での整理収納関連の言葉だってあるくらいだしね。

でも、ノンノン。私がチョコ断ちしていたのは、
「すごくチョコが好きというわけでもないから、食べなくてもいられるんじゃない?
だったらちょっとチョコ断ちとかって言ってやめてみっか」
こんな感じだった。

うっすら思い出してくる。
私の周り、友人には、結構チョコ好きさんが多かった。
例えば一緒にカフェに行くと、友人はガトーショコラ、私はタルトやらチーズケーキやら、
そんなセレクトが多かった。
チョコはチョコ好きさんに任せて、「私はまあ、食べなくてもいっか。」
本当にこんな動機で、こんなテンションだった。

「まだチョコ断ちしてるの?」と聞かれることも2度や3度じゃなかったから、
それなりの期間していたのだと思う。
しかし、もったいないことに、それを解禁したきっかけも、時期も覚えていない。

そのうちチョコレートがGABAとか機能性をうたうようになったり、
ショコラティエなんていう専門家がフィーチャーされるようになったりした。

バレンタインデーの翌日にそんなことを思い出して、今、再び「チョコ断ち」が出来るか、
自分に問いかけてみる。

結果は……
ノンノンだ。

※写真はオシャレで私が現在気後れする町ナンバーワンの中目黒にある
green bean to bar CHOCOLATE (greenchocolate.jp)
チョコ好きの友人と一緒に行ったときのもの。