日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。
清塚信也さんによるピアノの「春よ、来い。」は、幻想的で氷の世界にマッチしてたし、
とてもドラマチックだった。鍵盤を叩く音が激しく、演奏が力強かった。
羽生さんのスケートは、友人に誘ってもらったアイスショーで1度だけ生で観たことがある。
ショーとしてさまざまな仕掛けや見せ所があることに驚いて、わくわく観た。
最も驚いたのは音だった。
氷を削る音のボリュームは想像以上で、力強く、重い音だと感じた記憶がある。
そして、この時のショーには清塚信也さんもピアノ演奏で出演していた。
その時は羽生さんと清塚さんはコラボレーションはしていなかったようだ。
(どなたかの詳細レポートで知った)
そんなアイスショーの記憶とは関係なくて、しかも季節外でもある栗の話。
秋の味覚だが、栗には縁がある。
そりゃあそうだ、私の苗字だ。
くりちゃん、栗ちゃん、くりさん、くり、くーりん、マロンさん……
くりちゃんと栗ちゃんがあるのは、アクセントの違いによる。
くり↑ちゃんと、く↓りちゃんがあって、出会った年代でこのアクセントが異なる。
今はファーストネームで呼び合いましょうという方も増えてきたので、
これらが表に出ない場もあるけれど、実は私は結構気に入っている。
「くりちゃん」にはなにか明るいイメージがあるからだ。
理由の一つはこれだと思う。
クリちゃんマークというのをご存じだろうか。
クリーニングのクリちゃんマークだ。
改めて調べてみると、これは、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一都三県のクリーニング組合加盟店で使用されているシンボルマークなのだそうだ。
昔、実家の近くにクリーニング店があり、そこの店にはクリちゃんマークが貼られていた。
太陽のような、蜜柑の切り口のようなオレンジ色の中に目と口があって、
ニコちゃんマーク的愛らしさがある。
東京都クリーニング生活衛生同業組合のホームページに、クリちゃんマークについての詳細が書かれていた。
このシンボルマークのデザインは、品川区のクリーニング組合員によるもので
「さんさんとふり注ぐ太陽と、その9つの惑星と人間。
人間にとって太陽エネルギーは欠かすことのできないもの。全ての人々に明るく照り輝いて欲しい太陽。」
という思いが込められているらしい。
うん、なんかいいね。
そして、誕生したのは昭和50年初旬とのことで、結構私と歳(年)が近いという事実。
一人で合点がいってしまった。
結構気に入っている理由のもう一つは、栗のフォルムだ。
栗ってイラストにすると可愛いものの上位に入る食べ物だと思うのは私だけだろうか。
先日、友人からいただいたのは、香川県ばいこう堂のお干菓子。
中身も可愛ければ、箱も可愛い。
しかも「栗ニッキ」ですって。栗日記と掛けてる?
写真のブローチもいただきもの。
焼き物の風合いがなんとも素朴であったかい。
栗を見て「あっ!」と思ってもらえるなんて嬉しいじゃないの!!
だから私は、一年中「栗よ、来い。」なのだ。