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Vol.7『春風致和』

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2023年になって早くも1カ月が経とうとしている。

年明け早々に流行りもののインフルエンザに罹り、数日寝込んでしまったこともあり、何か思うように進まないもどかしさを感じるひと月だった…。

自分が思うように物事が進まないというのは、私にとってはかなりストレス。そう感じてしまう自分の癖や思考というのも理解していても、やはりストレスなんだな、これが(苦笑)

コーチングを学んだり、九星気学を学んだりして自分がどんな人か分析もできているのでわかってはいるけれど、まだまだ至らないことも多く、生きていれば「まだまだ。」に気づき、修行は続くという感じ。

先日、母が久しぶりに上京してきて我家に2泊3日で滞在したときのことだ。
私に言わせると母は昔からマイペースな人で、私とはペースが違い過ぎる。1週間も一緒に居ると必ずケンカしてしまうほど合わない。

今回も数日の滞在にも関わらず、ペースが合わず私のイライラが止まらない。
観光をしたいという母と出かける約束をしたのに、翌朝にちっとも起きてこないではないか?
その日、私は午後からの予定もあり、一緒に出掛けられる時間が限られているので、時が過ぎるほどにイライラもマックス。ひとりでぷんすか怒ってご機嫌斜めの私。

いや、わかっている。
「〇〇時には家を出るよ。」と言わなかった私も悪い。
母が疲れているのもわかるし、加齢とともに動きがスローになっているのもわかる。
あまり寝れないという母がゆっくり寝ていたら寝せてあげたいとも思う。
でも〇〇に行きたいという願いもかなえてあげたい。
色んな思いが交錯したなかで、思うように行かないことでの『ぷんすか』なんだ。

『春風致和(春風和を致す)』ここ数年、続けて出している書道展向けに書いた言葉。
春風がなごやかに吹いて、人の心を和やかにする。人の心が和やかになると世の中が穏やかで平和になる。という意味。

子どもや親にはどうしても感情的になってしまうけれど
相手に対して勝手に期待して、その通りにならないとイライラするのはもうやめよう。
そうこれからは、春風のような人になりたいと思う。

書・文・松杏
子供の頃から文字を書くのが好き。小学生で習っていた書道を40歳過ぎて再開。文字の美しさ、墨の表現力に魅了されている。
書と整理収納の共通点は余白とバランス。