日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。
普段はインタビュアーの私が、インタビューイーになる機会をいただいた。
「インスタライヴをご覧いただいた皆様、ありがとうございました」
「準備したことの半分もお話できなかった」とか言いそうなものだが、
しっかりとした事前のお打合せと台本のおかげで、準備したことはほぼお話できた。
やったー。
見てくれた友人から、「エンタメ・整理収納ブレンダーの話あたりからノッてたね」
という感想をもらい、少し時間がたったら、それがとても嬉しかった。
だってさ、今の自分が大切にしていること、伝えたいことがそれなんだものと思うから。
ライヴの中で、あえてインタビュアーに質問してみた。
「エンタメと整理収納の共通点ってなんだと思いますか?」
どこかに書いたつもりでいたけれど、ちゃんとは書いていなかったような。
そして、直接説明する機会はそれほどなかったような。
私が考えるエンタメと整理収納の共通点は
「どちらも人生に寄り添ってくれる」ということ。
整理収納は、あらゆる年代、あらゆる暮らし方、あらゆるライフステージ、あらゆる場面で役立つスキル。
ひとつとして同じことはなくて、単なるHow toだけでもない。
そして、それを知っていること、それを広げていくことは
きっと人生と社会の味方になる。
エンタメ、エンターテインメントもまた、あらゆる年代、あらゆる背景や境遇の人が受け止めることができるもの。
解釈や感想はひとつとして同じことはなく、また、同じ作品でも提供する人、される人が違えば、幾通りものものが生まれる。
それに触れることは、それを記憶したり期待することは、
きっと人生の味方になる。
ドラマチックな人生を歩んできた人だけが、舞台の主役になれるわけでも、
物語の主人公に設定されるわけでもないし(そういう例は多いけれど)、
スター街道を歩んできた人、または根性で道を切り開いてきた人だけが、
他人の心に寄り添えるというわけでもない。
経験できることは限られているけど、
他人の話を聞いたり、芝居を観たり、学んだり、スキルを身に着けたり、思いをシェアすることで
世界も仕事も広がっていくと思うから、
エンタメと整理収納には親和性があると思ってこの肩書を思いついたのだ。
とまあ、そんな話をさせていただいた。
整理収納アドバイザーが生の舞台を観る
ドラマレビューを整理収納目線で語る
義母宅での出来事にもエンタメ要素はあるし、
ブックレビューから人生に思いを馳せたり
書と言葉から暮らし方や生き方を考える
趣味を追求することはまさにエンターテインメントだと思うし
動物と人間の暮らしにはエンタメの種がたくさんある。
まだまだいろいろありそうだ。
エンタメ・整理収納ブレンダー、勝手に名乗って引き続きやっていくので
どの角度からでも自由にお楽しみのほどを。