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おしゃべりおばさん~冬の日編

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日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

行く先々での店員さんの言葉とかリアクションについつい注目してしまう。
先日、義母の定期健診の帰りにいつものようにお昼を食べに寄った和風ファミリーレストランでのことだ。
会計を済ませると、レジ横に見慣れぬものを見つけた。
「うまくいく」と書かれたごまきなこ豆菓子だった。
少しのぞき込んでいたら、店員さんが
「ごまの豆のお菓子なんですよー」と教えてくれた。

「なにごとも馬九いく」ってことで、商売繁盛で有名なお千代保稲荷(岐阜県)の参道で売られているそうで、ワゴンには、商売繁盛と金運向上なんて書かれていた。

若い店員さんだったけれど、その声掛けの具合が絶妙で、思わず購入することにした。
ここからが、今、私が最も自分で自分を心配しているおしゃべりおばさんモード。

栗「2つください」
店「ありがとうございます!」
栗「オススメ具合が絶妙で思わず欲しくなっちゃったので」
店「えー、嬉しいです。ありがとうございます。」

栗「店長に、私のオススメで2つ売りましたよってアピールしていいよ…」
あ、最後の一言は喉まで出かけたけど、抑えた。
でも私としては「えー、嬉しいです。」とリアクションしてくれたことが、なんだかうれしくて、いい気分で店を跡にした。

今度は地元で、バレンタインチョコを購入した時のこと。
こちらはもう超がつくほどベテランという感じの売り子さん。
もう、今、これを読んでくれている人が想像している感じの、その通りの人だ。

小気味よく、商品を紹介しながら、普段はココでは買えない種類であることを強調して、
ちゃんとその気にさせてくれる。

店「これは自分用にぜひ食べて欲しいの」
栗「たしかに自分用に欲しいかも」
店「3種類の味だけど、私は〇〇が特に好きかな」
栗「3種類全部食べたい」

3種×2個入っているBOXを見ながらの会話。
もうこの段階で私はロックオンされていた。というか、「この人買うわ」とあの店員さんは長年の経験でわかっていたに違いない。
その上で、全部美味しいとか、どれもオススメというのではなく、
「私はコレが好き」とあえていうことで、興味をしっかり煽ってくれる感じ、心地良かった。

こういう催事で売る時は、冷やかしも多いし、散々迷って買わない人もいるはず。
コロナ禍で試食販売ができにくくなった分、別の腕が必要になったりもするんだろうなとか
いろいろ想像したり、話聞いてみたくなったりしながら、
自分(と夫ね)用に気分よく購入した。

店「ありがとうございます。美味しく召し上がってください。そして、足りなくなったらぜひまたお立ち寄りくださいね。14日まで毎日出てますので」

完璧だ。足りなくなったらだよ。バレンタインデーは14日だけど、早めにあげる人もいるだろうし、やっぱりあの人にもあげたいとか、
自分で食べておいしかったからもう一つ……っていうのもあるだろう、
そういう可能性も含めての「足りなくなったら」というワード。

最強すぎた。思わずまた買いに行きたくなる。
今のところ、足りなくなることはなさそうだけど、
これからも、気持ちのいい店員さんや販売員さんとの会話を楽しみにしてしまう私がいることは間違いない。