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記録、記憶、メモる、書く

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日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

拝啓、ステージの神様。
私は、舞台に立つ人間ではありません。
私は、ステージを作る人間ではありません。

チケットを購入し、客席に座り、笑ったり、泣いたり、時に「?」を持ち帰ったり・・・。
でも、生のステージを観ると、必ず、かならず、誰かに伝えたくなります。
誰かを誘って観にいき、喜んでもらえると、100倍うれしくなります。

だから、ちょっとだけ好き勝手に、舞台の感想やら、劇場のことやら、役者さんのことやら、
なにやら、かにやら、書いてみてもいいでしょうか?
返事がないので、はじめます

これは、2010年の4月に書き始めたブログの1本目の記事だ。「はじめに」とある。
蒼い、ああ、青い。
ブログのタイトルは「拝啓、ステージの神様。
以来、宣言通り、なにやらかにやら書いてきた。
これはほぼ私の備忘録だ。
実際、アクセス数などほぼチェックすることもなく、
再演や同じ脚本家、演出家の作品を観た時などに、
いつ観たっけ? あの時何を感じたんだっけ? とふり返ることに使っている。

このwebマガジン「エンタラクティブライフ」を始めるにあたって、
この今までのブログをどうしようか、とても悩んだ。というか、今もまだ悩んでいる。
友人にも相談した。

こんな時は整理が必要。
・ブログは今、どのように使っているのか。
・webマガジンはどう発信していきたいのか。
・今のブログのメリットは何か、デメリットは何か。

ブログには、記録を残したい、記憶をまとめておきたいそういう要素が強い。
でも観た作品すべてについて書いてきたわけではない。
どうしても書けないものもあった。
書きたくないものもあった。
気づいたら書かずに日が経ってしまったものもある。
そして、コロナ禍となり、観劇したことを書くことに勝手にブレーキをかけていたこともある。
ここ一、二年の更新頻度が少なかったのは、舞台の上演が減ってしまったこともあるが、
そのブレーキが原因だった。
自分の記録のためならば、そんなブレーキをかけずに書いておくべきだったとも思う。
だってね、書かずにいると結構あっけなく忘れたりもしちゃうからさ。

で、どうする?
ややこしいことに、記録のために書くと言いながら、ライターの性として読んでもらいたいという思いもあるのだよね。
そりゃあそうか。
結局ここが整理しきれていない。

とりあえず、2022年、最初に観た作品は実に記録に残しておきたい作品だったので、
これまでのブログに書いた。
公演期間は終わってしまってからになったけれど。
記録としても、記憶としても残せるし、
もし気になったら、次の公演を観に行くきっかけになるかもしれないという、
「はじめに」で書いたような思いもこめて。