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実食! 片栗うどんと宇宙鯖缶

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日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

誰にとってもある忘れられない味をインタビュー形式でうかがう連載「私のアンフォゲ飯」。
食いしん坊の私は、お話を聞いているといつも、お腹が空いてしまう。
記憶と深くつながるアンフォゲ飯の数々は、再現できない味、もう食べられない味の話も多いけれど、気になって食べてみたーい欲がぐんぐん膨らみ行動に移してしまう。そこで、今回は勝手に「実食! 私がアンフォゲ飯」をお届け。4月にお話をうかがった、エコアナウンサー櫻田彩子さんのアンフォゲ飯は伯父さんのきりたんぽ鍋。

https://entameseiri.com/unforgettable-meal-18/


そのお話の中で出て来た能代うどんは、初耳だった。
能代のソウルフード、「片栗うどん」を実食!
乾麺をたっぷりのお湯で4~5分茹でて、水でしめた後、出汁にくぐらせ温めたかけうどん。

具は九条ネギ、きざみ揚げ、まいたけでシンプルに。能代うどんはやわらかくて、のど越しがよく、具合の悪い時にも食べられたとのこと。
私が食べた感想オノマトペは、「つるつる」。
上品なつるつるで、たしかにやさしい。
パッケージにある時間どおりに茹でて、しっかり水でしめたので、しっかりコシも感じた。
きっと体調の悪い時は消化にいいように、やわらかめに茹でてもらっていたに違いない
別の日にざるうどんでもいただいてみた。

こちらものど越し「つるつる」で、暑い日にも食が進むなぁ。ゴマダレも合いそう。
ごちそうさまでした。

さて
実食もう1品は、5月に宇宙ライターの林公代さんにご紹介いただいた、福井県の若狭高校の生徒が作った宇宙へ行ったさば缶「若狭宇宙鯖缶」。

宇宙へ行ったあのさば缶の味誰にでも忘れられない味がある。ふとした瞬間に思い出したり、その味と共に記憶がするするとよみがえったり。unforgettableな味から記憶を整理する私のアンフォゲ飯。 今回は宇宙ライターの林公代さんにうかがったアンフォゲ飯。宇宙飛行士からの人気も高い宇宙食のさば缶を開発途中で味わったエピソードと幼き頃の味の記憶...

さば缶というと、ここ数年は夫が義母に作り置き置かずとして大根と一緒に煮たものを作っていた印象が強い。
わが家の食卓ではサバは圧倒的に塩焼き率が高い。

缶詰をあけると、どろりとした汁はなく、しっかりと固まっていた。これはインタビューの際に宇宙でも汁が飛び散らないように葛を使用したのだと教えていただいた通りだ。
夕飯の一品にしたので、缶から器に移して、電子レンジで加熱して実食!

食べた感想オノマトペは、「しみしみ」。想像以上に味は濃くはなかった。関西風の味付け、なのかな? いわゆる魚や肉の缶詰のがっつりしっかり濃い味付けではなく、家庭的でとてもやさしい。「しみしみ」は味が染みていたということいじょうに、食べるとなんだかしみじみする……そんな印象から来ている。

汁がどろりとしないので、無駄なく食べられる感じもいい。
ちょっとぜいたくめなストック食材にもおすすめ。

誰かの忘れられない味は、誰かにとって新しい味。
好きなものをとことん突き詰めるのもいいけど、知らない味に出会っていくのも楽しい。