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黄色い空気との関係

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日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

テレビドラマや映画で人気の若手俳優が出演すると、わかりやすくチケットは取りにくくなる。当たり前といえば当たり前。
その人見たさに初めて劇場に足を踏み入れるという人もたくさんいて、
そもそも私が舞台を初めて観たのも、それがきっかけだった。

よく「黄色い声援」という表現があるけれど、コンサートと違って当然のことながら舞台では声援は贈れない。(カーテンコールでは出ちゃうこともあるかな)
でも、「黄色い声援のような空気」に劇場が染まることはある。
そういう劇場の空気の中、舞台を観たことは何度かある。

先日観た『マーキュリー・ファー』は、昨年の大河ドラマで主役の渋沢栄一を演じた吉沢亮さんと、「♪猫」の大ヒットでDISH//のボーカルとしても大ブレーク中の北村匠海さんが出演している。
劇場は満席で、立ち見も出ていた。
ちなみにこの作品は再演で、2015年の初演は高橋一生さんと瀬戸康史さんが演じた。

2017年、菅田将暉さんと生田斗真さんが出演した舞台は、彼らが出て来た瞬間「ハッ」と息を飲む人がいた気がしたのを覚えている。

もっとさかのぼって2011年。
舞台にも精力的に出演していた小栗旬さんの出演舞台にも熱視線は注がれていた。
ここに書いていない、私が観れていない作品も当然たくさんある。
チケットが取れなかったり、気後れしたり、観れていない理由はいろいろだけれど。

そして観終わった後に感じていることは、なんとなく共通していた。
それは、一たび舞台の幕が開けば、そこには作品の世界に生きる登場人物の姿しかいないということ。
プロってすごいなと思う。

ちなみに、その舞台の幕が下りると、今観た作品を語る時には、役名と役者名がごっちゃになりながら話してしまうということも、まあ、よくある。