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あなたの好きな鍋

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日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

毎月更新しているライターズプロフィール。ライターズの皆さんに簡単な共通クエスチョンを投げて、その回答をプロフィールと共に掲載している。
読者の皆さんはそのライトな質問に、私だったら何かなぁーと考えてもらったり、何か話題に困ることがあったら、ネタにしてね! という、ライト&ライトな企画。

さて、今月のクエスチョンは、好きな鍋。回答はこんな風に出揃った。お題は皆さんのグループLINEで送って、回答は個別にもらうのがいつものやりとり。今月も一人ひとりからの回答が届くたびに、「だよねー」とか「おお、そう来たか!」とか楽しかった。

誰が何かは当該のプロフィールページでご覧いただくとして、「好きな鍋」で届いた回答をランダムに書き出してみよう。

チゲ鍋 ちゃんこ鍋 すき焼き鍋 きりたんぽ鍋 もつ鍋 ミルフィーユ鍋 水炊き タイ風鍋 豆乳鍋

回答者は11名なんだけど、被ったのは2件だけで実にバラエティーに富んでいる。そして被ったうちの一人は私の回答だった。凡人あまのじゃくの本領発揮である。

私の回答は「ちゃんこ鍋」。理由は単純で、私の青春といっても過言ではない、学生時代のバイト先がちゃんこ鍋屋だったからだ。
今はもうないそのちゃんこ鍋屋は、力士が経営している正統派!? の店とかではなく、某ラーメンチェーン店が経営していたものだった。

とはいえ味はなかなかの評判で、バイト時代に来店した友人・知人・親戚が、今だに「あのちゃんこ鍋は美味しかった」と言ってくれたりしたものだ。
スープにはしっかり味がついていて、ゴマを入れたミニすり鉢が鍋用の器(取り鉢)だった。
店名の名がついたちゃんこ鍋は当時一人前4,000円。注文は二人前からという決まりだった。そこから、横綱、大関、関脇、小結と入る具の内容によってリーズナブルになっていく。あとは、みそ味の豚ちゃんこと、キムチ鍋があった。一番安い豚ちゃんこがたしか一人前1,800円だったと記憶している。この辺りの記憶がするすると出てくるのは、それだけバイトばかりしていたことの証……だろう。

先日、その店で共にバイトしていた友人と会って、ちゃんこ鍋トークで盛り上がった。
そう、彼女は今回のクエスチョンで私同様、好きな鍋を「ちゃんこ鍋」と答えた人だ。
その他のメニューに何があったかを思い返しながら、あの味はあの店で覚えた、あの食べ方はバイトきっかけで知った、など出るわ出るわ。

結局、若者にとってアルバイトから得る経験ってとてつもなく大きいよね。などと年寄りじみた話にまとまったのだが、これは本当に実感していることだから仕方ない。
私は同じところで長く続けるタイプ、友人は実は結構いろいろなバイト経験があったというのも新鮮だった。

この春、高校を卒業する姪っ子が、進路が決まったのでさっそくバイトをスタートしたという。次に会う時に、「バイトはどう?」と聞くのが楽しみで仕方ない。
その時はついでに「好きな鍋は何?」とも聞いてみようかな。

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そういえばドリカム日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。今回は学生時代のアルバイト仲間との久しぶりの再会と記憶のお話。...