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ああいいね、知るってのは~愛知旅②_竹島・八百富神社でもらえたもの

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日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

5月にはじめて愛知県蒲郡市に降り立ち、竹島を眼前にするホテルに到着したのが前回。

ああいいね、知るってのは~愛知旅①_ぴよりんにも会えた日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。名古屋、蒲郡、豊川、初めての愛知を楽しんだ旅の記録その①...

ホテルにチェックイン後、その神宿る島、国の天然記念物に指定されている「竹島」を散策することにした。



まっすぐのびる竹島橋の向こうに竹島がある。橋の距離は387メートル。実に387(みはな)しが良い。うっ、だいぶ苦しい。言いたいのは見晴らしがよいということだ。
向かうは竹島にある日本七弁財天の一つ、八百富神社。

この橋、別名縁結びの橋と呼ばれているらしく、振り返らずに渡るべし……とある。
私たちは3人で渡ったのだけれど、渡りはじめに「遅くても後ろは振り返らないですからねー」なんて、宣言して各々歩き出した。
三河湾の静かな海。気温もちょうど良かった。そして、あっという間に竹島にたどり着いた。
島をバックに石の鳥居が橋をまたいで建っている。


いざ、八百富神社へ。まずはそこそこ急な石階段を登る。
神社に向かう石段、101段。普段の運動不足を自覚しつつも、始まりの石段は数える余裕があるのも神社参拝あるあるだったりする。

行く前から、パワースポットらしいよ! と聞いていた。石段をあがって八百富神社に近づくと二人の先輩が御札授与所に向かう。夕方だったのでここが閉まる前に御朱印をいただくのだ。
まったく予定していなかったのだが、すーっと気持ちがそこに向かって、私も御朱印帳を手に入れようかな……という気になっていた。
凡人あまのじゃくの私は、御朱印ブームがやってきた段階で「私は別にいいし……」とあえてこれまで手に入れてこなかった。
完全に自覚があるのだが、ブームには乗らないけれど、興味がないわけではないから、それが落ち着いた頃に、手にしてみたり、食してみたり、触れるということはこれまでもよくあったのだ。
コンプリート癖がある私は、あえて避けていたところもあるけれど、神社仏閣に詳しいOさんと、愛知出身のMさんと初めての3人旅に、なにかいろいろ呼ばれている感があった。

もう一つの決め手は、そこで取り扱われていた御朱印帳が私の好きな色だったこと。
こういうのって結構、関係あるよね。


そんなわけで竹島にて御朱印帳デビューを果たし、八百富神社と八大龍神社の2種類の御朱印をさっそく頂いた。
さあ、順路の案内通りに進んでいこう。
八大龍神社は、豊玉彦命がご祭神。かぶっていた帽子を参拝のために取ったり、またかぶったり、これは帽子好きあるあるだったりする。


木々が茂り薄暗い中で、ところどころ光が差し込む感じが気持ちいい。
軽く汗をかいても、宿に帰れば温泉が待ってると思うと、それもまたいいもので。
この道を抜けると、眺めのいい竜神の松が待っていた。


「どちら側から撮るのが正解? ここから見る景色がほら、最高!」など、わからないのが楽しくなって、ワハハワハハと笑ながら、ゆっくり進んだ。
ぴょんぴょんと跳ねるように進むには、体力がないといえばそうなのだが、
落ち着いて楽しめる、のんびりでいいよと後ろから来た方に先を譲ったりできるのもなんだかいい気分だ。

「下りだよー、コケないようにねー」と声を掛け合いながら石段を降りると、ちょうど日が傾き海に映る美しい景色を見ることができた。


散策ルートは整備されているところもあれば、割とゴツゴツした細い道もあるので、大した距離ではないものの歩きやすい靴と格好で行くのがおすすめ。

橋を渡ってホテルに戻る頃には、だいぶ日も傾いていました。


さっきまでいた島を振り返って見ながら、出た言葉は
「今日のうちに行けて良かったねー」
旅はこうやって、今、自分たちがした選択がベストだったことを口に出したり、思ったりすることが楽しいのだと思う。
もちろん、こうして振り返った時も。

検索すれば、おすすめのルートや時間配分、季節などいろいろ出てくるからとても参考になる。でもそれが、それだけが正解で、違ったら失敗なんてことはもちろんないのだ。
「今日のうちに行けて良かったねー」「私たち天才じゃない!」「これもご利益だわきっと」そんなどこまでもポジティブな言葉を連発しながら、その後はお湯を楽しみ、お食事を楽しむ時間へ。


さあ、明日はどんなポジティブを携えて、どこへ行く?
(つづく)