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電話で乗り切る~編集のお仕事(に限らず)

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日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

編集のお仕事のつづき。

私は編集なので、入稿日は間違いのないものを揃えること、
そして時間に間に合わせることがミッションになる。

と書いたが、今はいろいろなことが便利になって、そのおかげて編集に関するやりとりは
スピーディーに進むようになった。

データが重くてなかなか受信できないとか、
直接取りに行く、渡しに行くために時間を取られるとか、
バイク便出すからお金かかるとか、
そんなとか、とか、で生じるストレスは圧倒的になくなった。

コロナ禍により進んだリモートワーク環境の整備もプラスされて、
打ち合わせや取材も遠隔で出来るようになった。
その短縮できる部分を、考える、寝かす、やってみるの時間に充てられたら
きっといいものがたくさん生まれるのではないかと思う。

スマートフォンを4年半ぶりくらいに買い替えることにした。
最近、起動が遅かったり、いろいろ怪しくなってきたので、取り返しのつかないことになる前に、新しくしたほうがいいと判断。
いまやスマホもオンラインショップで購入できる。

スマホに電話機能はいらないと言っているのを聞いたことがある。
そしたらフォンじゃないじゃんと思うけれど、
理由は「電話ってまったくかけないから」だそうだ。
それはそれで新しい流れだからいい。
頭の固い人と言われたくなくてこう書いている節があるけれど。

でも公衆電話のかけ方を知らないよりは知っていたほうがよかったように、
電話のかけ方も知らないよりは知っていたほうがいい。
自分にとってはどういうツールが使いやすくて、
どの場面では何を使うのが相手とのコミュニケーションを円滑に進められるのか。

編集の仕事は、そのほとんどがメールでやりとりされるけれど、
いざという時の確認、細かいニュアンスのすり合わせは電話に頼る。
いよいよ時間がない、早急に確認が必要という時も電話に頼る。
電話を使いこなせる人同士でのことにはなるが。

対面が減ったことで、ますます電話を使える自分で良かったと実感している。
文字で伝える仕事をしてたって、メールでは伝わりきらないことや、
まどろっこしくなってしまうことは結構あるのだ。
何より、意思の疎通が同時に出来ることで安心できる。

で、冗談みたいなちょっと皮肉な話。
スマホ買い替えに際して、料金プランの見直しをしたくて、チャットで問い合わせをした。
すると、コールセンターを案内されたので指定の番号にかけた。
「あぁ、やっぱりこういうことは結局電話だよね」とホッとしながら。

結果、対人なのに、チャットより無機質な電話対応(有人)に萎える。
クレームでもなく購入を踏まえた問い合わせなのにさ。
だから明らかに、あからさまに不安げな、不満げな返答になった。
そうすると相手も輪をかけて手ごたえのなさそうなテンションになった。
はからずもそこは意思の疎通ができたということになるのか。

疑問は解決したので結果はオーライ。
数日後には新しいフォンが届く予定だ。
もちろん電話は編集のお仕事のためだけではない。
家族、友人、知人とも「こういう時は電話だよね!」となれる相手がいることが
今の私には結構大切だったりする。