日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。
1年前、こんな記事を書いた。
戌年から購入し始めた干支の置物。
老舗の創作竹芸品メーカー、公長斎小菅(こうちょうさいこすが)で取り扱っているものだ。
寅年の昨年は、気づいたタイミングが遅すぎて、SOLD OUTだった。
問い合わせをしたら、毎年10月後半から販売しているとのことで、すぐに手帳に記入したことで、卯年の置物は無事、早い段階で手に入れることができた。
その後、いいサイズのものは早々にSOLD OUTになっていた。
手帳に書いた私、グッジョブ!
2年ぶりに置物を撮影する。千代紙の上に置き、並びを変えたり、角度を変えたり、
後ろをぼやかしたり、他のアイテムと共に飾ったり。
気に入って買い続けているものなので、それだけでホワーッと癒される気がした。
白地に赤と黒と金とピンク。色はこの4色しか使われていないのだけれど、
卯年の今年は特に、ボディの白がしっくりくる。
愛らしさも完璧。
そうしていろいろな方向からカメラを向けていると、ちょっとマヌケな表情に見えたり、
大小の存在感が面白いバランスで見えたりした。
結局、年賀状や新年のご挨拶に使った写真は、うさぎがほどよく向かい合っている置き方のものだった。
この角度は、インタビューとかコンサルティングをする時に理想的と思える角度だ。
真正面から向かい合うのではなく、相手の動きや目線の外し方も自然にチェック出来そうな角度。
もちろん仕事の時は、限られたスペースで取材することも多いので、真正面に座ることもあるが、それでも出来るだけ斜めからの視線を送り、それが出来る姿勢を取るようにしている。ほとんど無意識に。
今年増えたわが家のコレクション、公長斎小菅(こうちょうさいこすが)の干支シリーズ。
来年も購入しそびれることのないように、手帳にまた書いておこう。
いや、書いておこうではなく、書いた。
後回しにしないようにするのも今年心がけたいことの一つ。
覚えていられると思ってもスコーンと忘れることがありそうだから。
忘れることを前提に、だから今できる準備を少しだけしておく。
そうすればあとは自由にぴょんぴょんと動いていいんじゃないかと思っている。