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Vol.8『広大(廣大)』

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広いことに憧れる…。部屋が広いとか、お庭が広いとか目に見える空間の広さにももちろん憧れるけれど、それよりも人としての器の大きさというか、心の広さ。

今年のWBCでの侍ジャパンの活躍は素晴らしかった!
日頃そんなに野球を夢中でになって応援するタイプではなく、
野球場には試合よりもビール目当てに数年に一度行くくらい…。
WBCの日本チームの試合も途中の3~4試合からしか観ていない、
そんな私でも日本チームのプレーは心から応援したくなるもので、
観ていて思わず声が出るほどで自分でも驚いてしまった。

今回、つくづく実感したのは大谷選手のあり方や人格のすごさ。
チームの中での自分の役割を認識し、そして他の選手の気持ちも理解して行動しているからこその気遣いや仲間を鼓舞する言動。彼の決勝戦前のスピーチで一層気合が入り、チームの想いがより強くなったのも想像に難くない。
冷静さと情熱を持った彼の大きさをつくづく感じたWBCだった。

まだまだ修行がたりない私は、自分のあり方を振り返り反省しきり。
つい自分のやり方にこだわって狭い視点でしか物事がみえなかったり
「こんな内容では…。」と仕事の資料について自分でダメ出ししたり
見えているようで意外と自分のことも周りのことも見えていないのではないか?と
思うことばかりあって、少し落ち込む。

でも他を知ることで、視野は広がる。
自分のやり方にこだわらなくてももっといい方法があるだろうし、自分に勝手にダメ出ししている内容も、価値を感じてもらえる内容だってこともある。

『広大(廣大)』
広くて大きいこと。心の広さ、視野の白さすべてに広く大きく対応することは理想的という意味。

大谷選手をイメージしたときに浮かんだ言葉。
『大谷翔平ならどうする?』何かの判断に迷った時、悩んだ時に自分に問いかけてみることにする。
それだけで彼の広大さに近づけそうだ。

これから新緑の季節。花と緑に囲まれた広大な丘の上で手を大きく広げて深呼吸したい。
さぁ、自分の心と身体を磨いてピカピカにしよう!

書・文・松杏
子供の頃から文字を書くのが好き。小学生で習っていた書道を40歳過ぎて再開。文字の美しさ、墨の表現力に魅了されている。
書と整理収納の共通点は余白とバランス。