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Vol.13『龍からのメッセージ』

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お正月気分をまとった銀座のど真ん中でメッセージを受け取った。

仕事つながりの仲間との新春らしい華やかな会食のあと、腹ごなしに歩いていた時のこと、銀座和光のショーウィンドウに大きな白い龍を見つけた。
近づいてみるとその白い龍がウインドウを飛び出して天に昇る姿がARで観れるというではないか!

好奇心旺盛な私がそそくさとQRコードを読み込み、アプリをダウンロードしてスマホを和光の時計台へかざしたのは言うまでもない。

一緒に居た仲間とスマホ越しに天を仰いでいる姿ははたから見ればおかしな姿だったに違いないだろうけれど、こういうのは純粋に楽しい時間。
白い龍が天に昇る姿をわーきゃー言いながら見届けたらスマホの画面が変わり、おみくじが出てきた。
思いがけず受け取った龍からのメッセージは、昨年から「これからは○○でありたい、○○で行きたい」と考えていた私の気持ちを後押ししてくれるものだった。

メッセージによると、今年は目標に向かって突き進み、成果を出す「尖らせる」時だと。
今年はしっかり自分を表現して、やりたいことをやる、今を大事にして後悔のないようにやっていくように、と言うことらしい。

新年早々に大きな地震と事故が起きてしまった2024年のはじまりは、否応なく私に日常と非常時は紙一重だということを思い起こさせた。
仙台に住んでいた時に3.11を経験しているからなおのこと、その思いは強く
自分が大切にしたいものやことを大切にして、悔いのないように今を生きようと思っている。

悔いのないようにと思っているくせに、ここ数年は抱えていることが多く、やっていることが多岐に渡り、忙しくしている割に前に進んでいる実感ややったことに対しての充実感を感じにくくなっていた。
後悔まではしていないが、モヤモヤとしていたのは事実だった。

「尖」という字は書いてみると、「光」にも見えてくる。
自分の持っている力を尖らせていくことで、存在そのものがきらりっと光り輝いていくのかもしれない。

今年は整理して、ここ!というところに力を注ぐつもりだ。
白い龍にあやかって上昇できるよう、今年は恐れず思うがまま尖ってみようと思う。
きらりと光り輝けますように。

※和光のウインドウディスプレイ「昇」 1/24まで 気になる方はどうぞ。https://www.wako.co.jp/display/

書・文・松杏
子供の頃から文字を書くのが好き。小学生で習っていた書道を40歳過ぎて再開。文字の美しさ、墨の表現力に魅了されている。
書と整理収納の共通点は余白とバランス。