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コーヒーおみくじをモックアップ!

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日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

長年の友人で、このWebマガジンの連載企画「くろねこジルシ」でもおなじみのグラフィックデザイナー ムタグチユキさんからある日ホウレンソウが届いた。
もちろん、ポパイの好きなアレではない。
モックアップの報告だった。

モックアップって何? 私、ヨックモックくらいしか知らない。
モックとは、実物大の模型・サンプル。(三省堂国語辞典 第八版より)
のこと。

今回ユキさんは、数年前にコーヒー展に出展した時に私が考えた「コーヒーおみくじ」を、商品化するとしたら……でパッケージサンプルをデザインしたのだ。

その名もmikuji coffee(ミクジコーヒー)。
豆の種類に合わせてデザインされた4種のパッケージ。裏面にはドリップバックコーヒーの淹れ方(注ぎ方)と共に、コーヒーおみくじが書かれている。

豆の名前のあいうえお作文になっているゆるめのメッセージ。
コーヒーを飲みながらちょっとだけふわっと心が軽くなったり、やる気が出たりしたらいいなというものだ。

コーヒーおみくじは、5年前に作ったものを、昨年ここに短期集中連載的に紹介した。
ユキさんと、こういうのが商品化する日が来たらいいよね、と作った当時も話していて、
コーヒー展に出展した時も、ゲストでいらしたバリスタさんとお話しながら、「昔の喫茶店には、よく地球儀みたいな形の、ルーレット式星座おみくじ機が置かれていたし、なんとなくコーヒーと占い、相性が良さそう」なんて笑っておしゃべりしたことを記憶している。
トルコのコーヒー占いというのもあるくらいだし。

今のところは幻のMIKUJIコーヒー、でもこんないつかの可能性を想像してモックアップされるのは素敵だ。

そんなこと書きながら自分で気づいている。
私はこのモックアップって響きがやけに気にいってしまって言いたいだけ。
そしてそれに釣られてヨックモックが食べたいだけ。