言い方ひとつで、考え方ひとつで物事は結構うまくいく。これはとりなし隊長がちゃちゃっとメモしたような気楽な記録と提案です。
今回のとりなし話は……
<日本語って難しいよねという私宛の話>
その日は夕方からちょっとした打ち合わせをすることになっていた。
ちょっとした……というか、具体的に言うと9月以降の講座の日程に関する打ち合わせを同じわけるくんインストラクターのSさんとすることになっていたのだ。
サイトで日程や空きを確認しながら打ち合わせたかったのでzoomをつなぐ予定にしていた。
コロナ禍以降、zoomは馴染みのあるツールになったし、
連絡手段、データ共有のためのコミュニケーションツールもいろいろだ。
プロジェクトやクライアントによって使うものが異なるので、
これに関しては、はっきりいって私の中では整理して使えているとはいいがたい。
便利を本当に便利にするには、知恵が必要なわけで、ただただラクになるツールなどないとも思う。
そして相手や状況によっては電話もやっぱり有効なツールだし、
直接会って話すことの強さもある。
話を戻そう。
この日の打ち合わせは、夕方から夜にかけてというルーズな予定にしていた。
いや、臨機応変にという方が正しい。
帰宅後、Sさんに
「帰宅しましたー。以後、どのタイミングでも大丈夫でーす。お時間ご指定くださいませ」とメッセージを送った。
しばらくするとSさんからこんな返信が来た。
「母が今夕飯を作っているため代わりに返信します。何でミーティングするのかと言っていました」
いつもオンラインミーティングの時には画面上にも登場してくれるSさんの息子さんが代わりにメッセージを送ってくれたようだ。
「おや!?」と一瞬思ったが、たしかに夕飯づくりとかいろいろ忙しいし、わざわざzoomをつなぐほどのことではないともいえる。
今週はイベントで直接顔も合わせるので、急いで決めなくてもまあ、いいと言えばいい。
そんな風にゆるく思いつつ、返信した。
「ありがとうございますー。ミーティングじゃなくて一緒に入門講座をやる日にちを、施設の空き状況を見ながら打ち合わせましょうという目的でした。
10月以降に設定するのなら、8/3に渋谷で会えるのでその日にしましょうか……。 とお伝えください」
こんな感じだ。息子さんは私のことも認識してくれているので、ちゃんと理由も伝えた上で、今日でなくても大丈夫なことを伝えた。
少しするとさらに返信が届いた。
「すいません僕が悪かったです。やる理由ではなくどうするかの手段を聞きたいです」
ああ、なんと、謝らなくていいのだよ……と自分の勘の鈍さを反省しつつ、なんだか落語みたい!? で愉快だった。
「おお、日本語ってむずかしいね。 「何で」は理由にも手段にも取れるんだもんね。 はい、では質問の答えです。~~~~」
こんな風に書いて、zoomのURLを送った後、無事に打ち合わせが出来、10/19(木)に渋谷で「すぐに使える! わけるくん入門講座」の開催予定が決まった。
息子さんとSさんの裏での会話も再現してもらいつつ、日本語の難しさと面白さ、コミュニケーションの楽しさと複雑さを実感しながらおしゃべりをした。
こうしたエピソードは例えばつぶやき系SNSなんかに流れてきたのを目にすることもあって他人ごとながらプププと思わず笑ってしまったり、ゾワッとしてしまうこともよくある。
でも、ややこしいから、難しいから話さないのでなく、
だから「厄介だね」「面白いね」「誤解がとけてよかったね」と更なるコミュニケーションに出来るのがとても楽しい。
このエピソードを掲載してもいいか確認して、了承もいただいた。
ちなみに、zoomをつないだときにSさんの息子さんにプチインタビューしたところ、
夏休みの宿題の中で、国語「読書感想文」はすでに済ませたそうだ。優秀!!
早く済ませることが出来た理由の一つは、お母さんがすぐに読書感想文用の本を図書館で借りて来てくれたからだそう。
読書感想文が好きだった子ども時代のこともちょっぴり思い出させてもらうことが出来たし、いいこと聞いちゃった。