日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。
二度目ましての「SUMMER SONIC 2026」通称サマソニ。
いろいろ順調に進んで、スタジアムのスタンド席からマリンステージのオープニングを見る準備が整ったよ……というのが前回。
この日のマリンステージのトップバッターはHANA。
グラウンドにはどんどん人が入って、傘の花でいっぱいになっていく。
早めに入場制限の案内も出ていたそうだ。
この後のスケジュールを考えて、何か食べておこうという夫の提案に「よし乗った!」となり、メニューはお任せにした。
しばらくして戻ってきた夫が購入してきたのは、ZOZOマリンスタジアムの定番メニューから、「マリンチーズステーキドッグ」と「マリンドッグ」。
まだ午前10:45。まあまあヘビーだ。

チーズ好きな私が左のチーズステーキドッグなわけだが、これをどうやってきれいに食べればいいのさ? と思った私に、「これもらってきた」とビニール手袋を渡した夫。
なるほどグッジョブ。遠慮なく手袋をして、ガブリと食べた。
韓国料理屋さんで手袋して手づかみして食べるあの感じね。
なんとなく普段やらないことをやれちゃうのも、フェスがなせる業?
そうこうしているうちにスタンドから見るスタジアムのステージ前は、時折激しく降る雨の中、熱気を帯びていった。

11:05、女性ダンスボーカルグループ、HANAの7人がステージに登場した。
デビューしてわずか1年と数ヶ月なのに、堂々とした歌唱、そしてキレッキレのダンス。
この日はダンサーも従えて、披露した曲は全部で9曲。
息切れして声が途切れたり、音を外したりも全然ない。
いい齢をした大人の私たちが、「ヤバイ」「うまい」「すごい」みたいな3文字ずつしか言えなかったくらい、素敵なパフォーマンスだった。
特に3曲目の♪Burning Flower でのダンスブレイクに沸いた。
KOHARUとMAHINAがパワー全開で踊る姿がカッコ良くて美しい。
舞台度胸が半端ない彼女たちが唯一、まだデビューして1年ちょっとだもんねーと感じさせてくれたのは、合間のMC。
「みなさーん!~~」みたいに声掛けするテンションのギャップがキュートだった。
昨年大ヒットした♪Blue Jeansを披露する前には、JISOOが
「皆さん、この曲知ってますか? 練習してもいいですか?」と曲前にやるんだけど、
当然特にステージ前のいる人たちはほぼほぼHANAのファンなので、いや、そりゃあ知ってるでしょ……って感じで、ただただ可愛い。
で、結果、ビギナーに向けた練習にはなってなくて「これ、何の時間?」みたいな感じもまた、場慣れしてない感じがひたすら可愛かった。
もちろんスタンドいる私たちもしっかり
♪Blue Jeans 古いスニーカー と大声で歌った。
ラストは彼女たちのデビュー曲、♪ROSE
CHIKAのロングトーンにスタンドからガッツポーズ。
あっという間にHANAのステージが終わった。
さて、次に私たちが取った行動といえば、同じくマリンステージでお目当ての13:50からのステージを見るために、2番手で登場するアーティストがパフォーマンスしている間に、グラウンドに下りることだ。
DESTIN CONRAD、2000年生まれのアメリカのR&Bシンガーソングライターだという。
ごめん、本当に知らなくてごめん。
2021年にデビューした彼のアルバム『Love on Digital』は、グラミー賞にもノミネートされているんだって。
好みのジャンルなのに、ごめん、本当に知らなくてごめん。予習もしていかずにごめん。
英語も聞き取れなくてごめん。
そこにいた多くの観客は、次のアーティストをお目当てに待機していて、でも音楽が大好きだから盛り上がりたい気持ちはあるんだけど、披露される曲が
「夏の夕暮れのビーチで聞いたらきもちいいよね♪」
系で、曖昧に揺れるくらいしか出来なかったんだよね。
わかりやすいコールアンドレスポンス、1か所くらい用意してくれてもいいんだよ……と思いつつ、
「次は有名な曲をカバーするよ」みたいな感じで、歌ってくれたのが
「♪イパネマの娘」だったわけ。
知ってる、知ってるけど、やっぱりこれも揺れるしか出来ないやつじゃん。なんならアルコール片手に座って聞きたいやつじゃーん。
後で調べたところ、DESTIN CONRADが出した最新アルバム『ROADRUNNER』は、レゲエというかラヴァーズロックでまとめた作品なんだって。
これまた私が好きなジャンルなんだけど、
ごめん、知らなくて。ごめん、予習できてなくて。ごめん、英語聞き取れなくて。
でも聞けば聞くほど、ビーチサイドでお酒飲みながら聴きたいステージだったんだよね。
「日本のファンはノリが悪いし、明らかに僕を聞きに来てないし……」と嫌な気分になっていないだろうか……などと、心の中でゴメンを繰り返しながら
彼が何度も出す指ハートに、両手でハートを作って見せたりしてみた。
DESTIN CONRADが日本を嫌いになってないといいな……。
と余計なお世話なことを考えながら、次のステージまでその場を確保しながら、お目当てのアーティストの登場を待った。
(つづく)

